はじ
めに 従来のWindowsでは、「ウインドウの色とデザイン」の設定により、デスクトップアイコンの間隔を変更することができました。ですが、Windows10 や Windows11では、「ウインドウの色とデザイン」設定が廃止されました。そのため、Windows10・11で、デスクトップアイコンの間隔を変更するには、レジストリを書き換える必要があります。
レジストリには、デスクトップアイコンの幅が、縦(IconVerticalSpacing)と横(IconSpacing)のそれぞれで指定されています。これらの値を変更することにより、アイコンの間隔を好みの幅に変更することができます。幅を変えることで、アイコンをクリックし易くしたり、デスクトップに表示可能なアイコン数を増やす(減らす)ことができます。
好みに合わせて Windowsのデスクトップ アイコン の間隔を変更
従来のWindowsに比べ、Windows10は、デスクトップアイコンの間隔が 広くなった ことにより、表示できるアイコン数が若干減っています。
Windows10のデスクトップアイコンの間隔は、レジストリで管理されています。変更することで、アイコンの間隔を自由に調整できます。
デスクトップアイコンの間隔は、「アイコンを等間隔に整列」が有効な場合に反映されます。設定は、デスクトップの右クリックメニューから変更できます。
公開日: 2023/02/27 / 最終更新日: 2023/02/27 / 著者:まきばひつじ / この記事をシェアする
Windowsのデスクトップアイコンの間隔
Windows10・Windows11で、デスクトップアイコンの間隔を調整します。アイコンの間隔を調整するには、レジストリの書き換えが必要です。レジストリの値を誤って変更すると、システムにトラブルが発生する可能性もあります。そのため、操作は慎重に行なってください。例として、本記事ではWindows10を使った方法を紹介していますが、Windows11の場合でも手順は同じです。
(1)IconSpacingの値を調整する
デスクトップアイコンの間隔を調整するために、レジストリエディタを利用します。レジストリでは、横のスペース「IconSpacing」と、縦のスペース「IconVerticalSpacing」のそれぞれに値が指定されています。下記の手順を参考に、好みのアイコン間隔になるように、値を設定して下さい。
1 (スタート)ボタンを右クリックします。
2[ファイル名を指定して実行]*をクリックします。
「ファイル名を指定して実行」は、ショートカットキーを使って起動することもできます。ショートカットキーはを利用する場合は、キーボードの+[R]キーを同時に押します。
3 ファイル名を指定して実行が開いたら、regedit と入力します。
regedit と入力します。
4 コマンドを入力したら、[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
5 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]をクリックします。
[はい]をクリックします。
6 レジストリエディタが起動したら、左枠にある HKEY_CURRENT_USER を開きます。
HKEY_CURRENT_USER を開きます。
7 続けて、[Control Panel]>[Desktop]>[WindowMetrics]と開きます。
[WindowMetrics]を開きます。
8 右枠の名前列にある[IconSpacing]の項目をダブルクリックします。
[IconSpacing]をダブルクリックします。
「IconSpacing」と「IconVerticalSpacing」の値
レジストリには、「IconSpacing」と「IconVerticalSpacing」の項目で、横と縦それぞれの間隔を指定しています。Windows10の場合、デフォルト値で -1500(横)、-1125(縦)です。この値を変更することにより、デスクトップアイコンの間隔を調整することができます。下記のサンプルを参考に値を設定して下さい。
- IconSpacing:-975
- IconVerticalSpacing:-731
- → デフォルト値の65%
- IconSpacing:-1125
- IconVerticalSpacing:-1125
- → Windows11の規定値
- IconSpacing:-1750
- IconVerticalSpacing:-1375
- → それぞれに-250を足した値
9 上記のポイントを参考に、[値のデータ]を書き換えます。
[値のデータ]*を書き換えます。
*IconSpacing は、横方向の間隔を指定します。
10 値を入力したら、[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
11 [IconVerticalSpacing]の項目をダブルクリックします。
[IconVerticalSpacing]をダブルクリックします。
12 上記のポイントを参考に、[値のデータ]を書き換えます。
[値のデータ]*を書き換えます。
*IconSpacing は、横方向の間隔を指定します。
13 値を入力したら、[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
14 PCを再起動 または サインインし直すと、設定が反映されます。
設定が反映されました。
デスクトップアイコンの間隔が変わらないときは?
設定したデスクトップアイコンの間隔は、「アイコンを等間隔に整列」が有効なときに反映されます。本記事に記載された操作を行っても、デスクトップアイコンの間隔が変わらないときは、次の手順で「アイコンを等間隔に整列」を有効にして下さい。
また、同じ手順で「アイコンの自動整列」の有効/無効化ができます。「アイコンの自動整列」を有効にすると、デスクトップアイコンが、画面左上から順に整列されます。有効にしたいときは、デスクトップを右クリック >[表示]>[アイコンの自動整列]をクリックです。尚、「アイコンの自動整列」を無効にした場合は、デスクトップアイコンを好きな位置に配置することができます。
「アイコンを等間隔に整列」を有効にする方法
❶デスクトップ(アイコンがない場所)をマウスで右クリックします。
❷ 表示されたメニューの中から、[表示]にカーソルを合わせます。
❸[アイコンを等間隔に整列]をクリックして有効にします。