Question

削除したファイルを復元する
Windowsで、誤って削除したファイルを復元する方法を教えてください。

  • 概要
  • Windows10・11で、削除したファイルを復元する方法の紹介です。本記事では、ごみ箱やファイル履歴を利用したデータの復元方法のほか、ファイルの復元ソフトを使った方法を説明します。

    ファイルの復元
  • 対象OS
  • Windows10、Windows11

    Question

    削除したファイルを復元する方法はこちら

    テクニカルアドバイザー

    はじめに (ファイルを復元するときの注意事項)
    削除したファイルを復元するときは、復元作業が完了するまで、PCの使用を最小限に抑えることをお勧めします。(ごみ箱やファイル履歴に、対象のファイルが残っている場合を除く)

    Q:なぜPCの使用を最小限に抑える必要がありますか?

    ファイルシステム上、削除されたファイルが保存されていた領域は、空きスペースとしてマークされているだけで、データは存在した状態です。しかし、Windowsのシステム稼働中は、常にファイルの作成・削除が繰り返されており、該当の空きスペースが上書きされるとファイルの復旧は困難になります。

    さらに、ユーザーによる操作が加わると、データの書き換え頻度は高くなり、それは同時に、ファイルが復旧できる可能性が低くなることを意味します。ファイル復元の可能性を上げるためにも、データ復元が終わるまで、PCの使用を最小限に抑えるようにしてください。

  • 重要 本記事は、ファイルの復元を保証するものではありません。
  • 本記事では、削除・消失したファイルの復元を、下記の手順で説明します。

    デスクトップのごみ箱からファイルを復元する

    削除されたファイルをごみ箱から復元します。但し、USBメモリなどのリムーバブルディスクから削除したファイルを、ごみ箱から復元することはできません。

    OneDriveのごみ箱からファイルを復元する

    OneDriveに同期されたファイルを削除した場合、OneDriveのごみ箱から復元することができます。(OneDriveを利用していない場合は、この手順をスキップしてください)

    ファイル履歴を使ってファイルを復元する

    Windowsファイル履歴を使って削除・消失したファイルを復元します。(ファイル履歴を利用していない または 対象外フォルダーのファイルを復元したい場合は、スキップしてください)

    Windows File Recoveryでファイルを復元する

    Microsoft社がストアで公開している無料アプリ「Windows File Recovery」でファイルを復元します。コマンドによる操作が必要なため、 PC上級者向けの復元方法です。

    MiniTool Partition Wizardでファイルを復元する

    MiniTool Partition Wizard *のファイル復元機能を使って、ファイルを復元します。手順に沿って操作することで、PC初心者・中級者でも簡単に復元できます。
    *データ復元機能は、プロ・プラチナ版およびプロ・アルティメット版で利用できます(個人ユーザー向けの場合)。

    【まずは無料ではじめよう】高機能ディスク・パーティション管理ツール

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    MiniTool Partition Wizard 無料版 は、ディスク・パーティション管理に必要なさまざまな機能を、無料・使用期限なしで利用することができます。無料でありながら、Windows標準の「ディスク管理」よりも高機能、且つ分かりやすいインターフェースなので、代替アプリとしておすすめです。

    (こんな方におすすめ)

    • - ディスク・パーティションを一元管理したい方
      パーティションの作成/削除、位置の移動などのパーティション管理が可能。データを残したままファイルシステムの変換(FAT→NTFS)を行う機能や、ディスクのエラー検出/修復を実行できるので、このアプリだけでディスク・パーティションを効率的に一元管理できます。
    • - データ消失の万が一のトラブルに備えたい方
      ライセンスコードを入力することで、いつでもプロ版、プロ・プラチナ/アルティメット版へアップグレードすることが可能。データ消失時に、即座に対応することができます。
    • → データ消失後に復旧アプリをインストールすると、データが格納されていた領域が上書きされ、データ復旧が困難になることがあります。無料版をインストールしておくことで通常時は、ディスク管理ツール(無料)として利用し、データ消失時にアップグレードして、データ復元を行うという使い方もできます。
    • - Windows標準の「ディスク管理」の代替アプリをお探しの方
      Windows標準の「ディスク管理」と同等以上の機能を搭載しながら、Windows10、11にもマッチしたインターフェースを搭載しています。アプリ内のフォントスタイルやサイズ変更も可能です。
  • MiniTool Partition Wizard 無料版

    公開日 公開日: 2022/11/18 / 最終更新日 最終更新日: 2022/11/18 / author  / twitterこの記事をシェアする

  • 操作手順
  • STEP1 削除したファイルを復元する

    消失 または 誤って削除したファイルを復元する方法の紹介です。このステップでは、Windows10・11の標準機能で、ファイルを復元する方法を紹介します。

    (A)ごみ箱から削除したファイルを復元

    削除したファイルは、通常、ごみ箱へ移動されます。ファイルを誤って削除した場合は、ごみ箱の中を確認し、対象のファイルが見つかった場合は、下記の手順でファイルを復元してください。

  • ヒント ファイルを削除した直後であれば、キーボードの CtrlZキーを同時に押すことで、ファイルの削除を取り消すことができます。
  • 1[ごみ箱]をダブルクリックします。

    デスクトップ

    [ごみ箱]をダブルクリックします。

    2 復元したいファイルを右クリックします。

    ごみ箱

    復元したいファイルを右クリックします。

    3[元に戻す]をクリックします。

    ごみ箱

    [元に戻す]をクリックします。

    ごみ箱にあるファイルを 元の場所 とは別のフォルダーへ戻したい場合は?

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    ごみ箱にあるファイルを元の場所とは異なる場所に戻したい場合は、以下のいずれかの方法でファイルを復元してください。

  • (方法1)復元したいファイルを右クリック >[切り取り]をクリックして、任意の場所で貼り付けする。
  • (方法2)復元したいファイルを、ナビゲーションウインドウ内のフォルダー または ごみ箱のウインドウ枠外に、ドラッグ&ドロップする。
  • ごみ箱のウインドウ枠外へドラッグ
  • 関連Q&A Windows10・Windows11でコミ箱の場所を確認するリンク
  • (B)OneDriveごみ箱から削除したファイルを復元

    OneDriveのバックアップ機能*を有効にしている場合、デスクトップ、ドキュメント、写真(ピクチャ)フォルダーに保存したデータを削除すると、ファイルは、OneDriveのごみ箱へ移動します。デスクトップのごみ箱に、復元したいファイルが見つからない場合*は、OneDriveのごみ箱を確認してください。

    *OneDriveのオンラインファイルを削除した場合、デスクトップのごみ箱には移動されず、OneDriveのごみ箱にのみ移動します。

  • ヒント OneDriveのごみ箱に移動されたファイルは、30日経過すると自動で削除されます。OneDriveの保存容量を超過している場合は、古いファイルから順に3日後に削除されます。
  • 関連Q&A OneDriveの同期解除 または アインインストールする方法 リンク
  • OneDriveのバージョン履歴でファイルを元のバージョンに復元する

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    OneDriveに保存されたデータを更新すると、古い情報はバージョン履歴として自動で保存*1されます。OneDriveに保存またはバックアップされたファイルを誤って保存、上書きした場合は、バージョン履歴を使って前のバージョンに戻すことができます。

    【バージョン履歴を使って復元する方法】
  • (エクスプローラーからバージョンを復元する場合)
    • エクスプローラーを開き、バージョンを復元したいファイルを右クリックします。
    • [バージョン履歴]をクリックします。
    • 復元したいバージョンの項目にある その他のオプション(その他のオプション)をクリックします。
    • [復元]または[ダウンロード]*2をクリックします。
    OneDrive バージョン履歴

  • *1個人用のOneDriveの場合、過去25バージョンまで保存されます。
  • *2ファイルを上書き保存したくない場合は、[ダウンロード]をクリックしてください。
  • 1 タスクバーにあるonedrive OneDriveアイコン >[ごみ箱]とクリックします。

    OneDrive

    [OneDrive]>[ごみ箱]とクリックします。

    2 OneDriveのごみ箱の中から、復元したいファイル*を選択します。

    OneDrive ごみ箱

    復元したいファイルを選択します。

    *復元したいファイルを複数選択することもできます。

    3 ページ上部にある[復元]をクリックします。

    OneDrive ごみ箱

    [復元]をクリックします。

    アイテムが復元されませんでした と表示されたときは

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    復元しようとするファイルと同じ名前のファイルが、復元先フォルダーに存在する場合、「アイテムが復元されませんでした」とエラーメッセージが表示されます。そのような場合は、以下のいずれかの処理方法を選択してください。

  • - 置き換える:OneDriveごみ箱にあるファイルで、上書きします。
  • - 両方残す:ファイル名が重複しないように、復元するファイルの名前を変更*してから復元します。
  • アイテムが復元されませんでした
  • 補足 メッセージが閉じてしまった場合は、ページ右上に表示される エラーの表示(エラーの表示)ボタンをクリックして、メッセージを再表示してください。

  • *ファイル名の後ろに(1)、(2)、と数字が追加されます。
  • (C)ファイル履歴で削除したファイルを復元

    ファイル履歴が有効で、且つ復元したいファイルがファイル履歴の対象フォルダーに保存されていた場合、ファイル履歴を使って、削除したデータを復元することができます。

    Windowsのファイル履歴とは?

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    ファイル履歴は、Windows10・11に標準で搭載されているファイルのバックアップ機能です。データのバックアップ先として外部ストレージやネットワークドライブを指定することで、バックアップ対象フォルダーに保存されたデータが、定期的にバックアップ*1されます。ファイルは、バージョン(時間)毎にバックアップされるので、更新されたファイルを任意のバージョンに戻すこともできます。

    【ファイル履歴を有効にする方法】
    • [スタート]>[Windowsシステムツール]*2 >[コントロールパネル]とクリックします。
    • [ファイル履歴でファイルのバックアップ コピーを保存]をクリックします。
    • データのバックアップ先(コピー先)*3を選択して、[オンにする]ボタンをクリックします。
    ファイル履歴
  • 補足 データをバックアップ(コピー)する間隔は、ファイル履歴の設定画面にある[詳細設定]>[ファイルのコピーを保存する頻度]のプルダウンメニューで変更できます。

  • *1データのバックアップの間隔は、デフォルトで1時間毎です。
  • *2Windows11の場合は、[Windowsツール]をクリックします。
  • *3バックアップ先として指定できるのは、USBメモリなどの外部ストレージやネットワークドライブなどです。
  • 1 復元したいファイルが保存されていたフォルダを右クリックします。

    エクスプローラー

    フォルダを右クリックします。

    2 表示されたメニューの中から、[以前のバージョンの復元]をクリックします。

    エクスプローラー

    [以前のバージョンの復元]をクリックします。

    3 更新日時を参考に、ファイルが削除される前のフォルダ*をクリックします。

    以前のバージョン

    削除前のフォルダをクリックします。

    *日付が不明な場合は、適当なフォルダを選択してください。

    4[開く]ボタンの右にある [▼(下向き三角)]>[ファイル履歴で開く]とクリックします。

    以前のバージョン

    [ファイル履歴で開く]をクリックします。

    5 表示されたファイルの中から、復元したいファイルをクリックします。

    ファイル履歴

    復元したいファイルをクリックします。

    6復元ボタン復元]ボタンをクリックします。(元の場所にファイルが復元されます)

    ファイル履歴

    [復元]ボタンをクリックします。

    【ヒント】ファイル履歴のヘルプ

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    ファイル履歴の主な操作方法は以下の通りです。また、ファイル(アイコン)をダブルクリックすると、プレビューで内容を確認*することができます。

    【ファイル履歴の主な操作方法】
  • - ファイルを元の場所とは異なる場所に復元する:[復元]ボタンを右クリック >[復元場所の選択]をクリックします。
  • - 他のバージョンを確認する:復元ボタンの左右にある[前のバージョン]、[次のバージョン]をクリックします。
  • - ファイルをプレビューする:ファイルをダブルクリックします。プレビューを解除するときは、画面左上にある[戻る]ボタンをクリックします。
  • - 復元したいファイルが見つからないとき:画面右上にある検索ボックスに、ファイル名またはその一部を入力して[Enter]キーを押します。
  • ファイル履歴

  • *画像ファイルをプレビューするには、フォルダーオプションで、ファイルのサムネイル表示が有効になっている必要があります。
  • 関連Q&A システムの復元でWindowsを修復する リンク
  • 宛先には既に"XXX"という名前のファイルが存在します と表示される場合は

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    復元するファイルと同じ名前のファイルが、復元先に存在するときに表示されるメッセージです。メッセージが表示されたときは、下記のいずれかの処理方法を選択してください。

  • - ファイルを置き換える:ファイル履歴で選択したファイルで、上書きします。
  • - ファイルは置き換えずスキップする:選択したファイルの復元をキャンセルします。
  • - ファイルの情報を比較する:ファイルの内容*、ファイルサイズ、更新日時を比較して、残すファイルを選択します。
  • ファイルの情報を比較する

  • *ファイルの比較(競合)画面で、ファイルアイコンのダブルクリックすると、ファイルを開いて内容を確認することができます。
  • STEP2 ファイルの復元ソフトを使って復旧する

    ファイルがごみ箱から削除されており、ファイル履歴などによるバックアップがされていない場合は、ファイルの復元ソフトを使って復旧を試みることができます。本記事では、Microsoft社のWindows File Recovery と、MiniTool Software社製の MiniTool Partition Wizard を使ったファイルの復元方法を紹介します。

    上級者向け

    (A)Windows File Recovery でファイルを復元

    Windows File Recoveryは、Microsoft社が無償で公開しているコマンドラインベースのファイル復元ソフトです。Windows File Recoveryを使うことで、ごみ箱から削除したファイルや、フォーマットまたは破損したディスク*からファイルを復旧できる可能性があります。

    *Windows File Recoveryが対応するフォーマット形式は、NTFSまたはFAT、exFATです。

    アプリの紹介

    Windows File Recovery

    Windows File Recovery
    Microsoft社製の無料ファイル復元ソフト

  • 【アプリの概要】
  • - Microsoftストアから無料でダウンロードできる、ファイル復元アプリです。PC内蔵・外付けドライブ、USBデバイスに対応し、失われたファイルを復元します。
  • - アプリの操作は、すべてコマンドを入力して実行します。
  • 1[スタート]>[Windows File Recovery]*とクリックします。

    *Windows File Recoveryを、あらかじめインストールしてください。

    2 ユーザーアカウント制御が表示されたら[はい]ボタンをクリックします。

    3 下記のワンポイントを参考にコマンドを入力して、Enterキーを押します。

    Windows File Recovery

    コマンドを入力して[Enter]を押します。

    4 Continue? と表示されたら、キーボードのYキーを押します。

    Windows File Recovery

    [Y]キーを押します。

    Windows File Recoveryのコマンド入力例

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    Windows File Recoveryは、操作をすべてコマンド入力で実行する必要があります。下記のコマンド入力例を参考にファイルの復元を実行してください。

  • コマンドの入力形式
  • winfr source-drive: destination-drive: [/mode] [/switches]

    source-drive: 復元したいファイルが保存されていたドライブを指定します。Cドライブのデータを復元したい場合は、C: と入力します。
    destination-drive: ファイルの復元先を指定します。source-drive:と同じドライブは指定できません。復元先として指定したフォルダが存在しない場合は作成されます。フォルダー名を指定しない場合は、復元先ドライブに、Recobery_YYYYMMDD_ttmmss というフォルダーが作成されます。
    [/mode] ファイルシステムおよびスキャンモードを指定します。
    /regular :最近削除したファイルをスキャンします。対象となるファイルシステムはNTFSです。
    /extensive :以前削除したファイルまたはフォーマット、破損したディスクのファイルをスキャンします。対象となるファイルシステムは、NTFSおよびFAT、exFATです。
    [/switches] /n :ファイル名やパス、ファイル拡張子などを指定してスキャンします。条件を複数指定することもできます。
    (入力例)
    /n 見積り.xlsx → 見積り.xlsx という名前のファイルをスキャンします。
    /n *.pdf → 拡張子.pdfのファイルをスキャンします。
    /n \users\(ユーザー名)\Pictures\ → ピクチャフォルダー内のファイルをすべてスキャンします。フォルダーを指定する場合は、最後に必ず \ を入れてください。
    /n "\users\(ユーザー名)\Documents\My Data\*議事録*" → ドキュメント内の My Data というサブフォルダに保存されていたファイルで、名前に 議事録 が含まれるファイルをスキャンします。ファイル名、またはパスにスペースが含まれる場合は、" " (ダブルコーテーション)で囲む必要があります。
  • 【入力例1】
    最近削除した、Suzukiというユーザーアカウントのドキュメントに保存されていた「議事録○○○」と名前のつくWordのファイルを、Dドライブに復元したい場合
  • Winfr C: D: /regular /n Users\Suzuki\Documents\議事録*.docx
  • 【入力例2】
    以前削除した、Cドライブ内に保存されていたすべてのJPEG画像(拡張子.jpgと.jpeg)を、Dドライブのimageというフォルダに復元したい場合
  • Winfr C: D:\image /extensive /n *.jpg /n *.jpeg
  • 【入力例3】
    USBメモリ(Dドライブ)に保存されていたすべてのファイルをCドライブに復元したい場合
  • Winfr D: C: /extensive
  • 関連Q&A Windowsで拡張子を表示するリンク
  • 5 View recovered files? と表示*されたら、Yキーを押します。

    Windows File Recovery

    [Y]キーを押します。

    *復元可能なファイルがスキャンされた場合のみ表示されます。[Y]キーを押すことで、復元されたファイルの出力先が開きます。

    6 エクスプローラーで復元されたファイルの一覧が表示されました。

    エクスプローラー

    復元されたファイルが表示されました。

    フォルダーのパスを簡単に入力する方法

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    Windows File Recoveryで、パスを指定してスキャンしたいときは、エクスプローラーを使って、対象フォルダーのパスをコピーすると簡単です。

    【スキャン対象のフォルダーのパスをコピーする方法】
    • エクスプローラーを起動します。
    • 復元したいファイルが保存されていたフォルダーを[Shift]キーを押しながら、右クリックします。
    • [パスをコピー]をクリックします。
    エクスプローラー
  • 補足 Windows File Recoveryの実行時に、マウスを右クリックするとコピーしたパスが貼り付けされます。
  • Windows File Recovery(コマンドプロンプト)の文字サイズが小さいときは?

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    Windows File Recoveryを実行するときに、表示される文字が小さいときや、文字が読み辛い場合は、任意のフォントサイズおよびフォントスタイルに変更することができます。

    【Windows File Recoveryでフォントを変更する方法】
    • Windows File Recoveryを開き、タイトルバーを右クリックします。
    • [プロパティ]をクリックします。
    • [フォント]タブをクリックします。
    • 画面下部に表示されるプレビューを参考に、フォントサイズ・フォントスタイルを選択します。
    • [OK]ボタンでプロパティを閉じます。
    cmd.exeのプロパティ

    全レベル(初級〜上級者)向け

    (B)MiniTool Partition Wizardでファイルを復元

    MiniTool Partition Wizard は、ディスク・パーティション管理/診断、ディスクの複製などを、効果的に行うことができるパーティション専門の管理ソフト です。ここでは、プロ・プラチナ版 および プロ・アルティメット版で利用できるデータ復元機能を使った、ファイルの復旧方法を紹介します。

    アプリの紹介

    Windows File Recovery

    MiniTool Partition Wizard
    ディスク・データに関するあらゆることをカバーする、ディスク・パーティションの総合管理ツール

  • 【アプリの概要】*1
  • - パーティションの作成/削除・サイズ変更・分割/結合、ファイルシステムの変換など多くの機能を搭載。ディスクのパフォーマンスを最大限に発揮します。
  • - ウィザードに沿って操作するだけで、システムやデータをまとめて大容量HDDやSSDへ簡単に移行できます。
  • - 誤って削除したデータやフォーマットされたディスク、パーティションテーブルの破損などにより消失したデータを復元します。
  • 開発元:MiniTool Software 公式アカウントでプレゼント企画毎月実施
  • 価格: - 無料版:無料*2
  • - プロ版/年次支払い:8,200円 (税込9,020円)*2
  • - プロ・プラチナ版/年次支払い:15,100円 (税込16,610円)
  • - プロ・アルティメット版/生涯使用可能:22,000円 (税込24,200円)

  • *1バージョン・エディションにより、利用できる機能は異なります。
  • *2データ復元機能は、プロ・プラチナ版およびプロ・アルティメット版で利用することができます(個人ユーザー向けの場合)。
  • MiniTool Partition Wizard は、3ステップで消失したファイルを復元できます。

    ドライブ

    ステップ1
    スキャン対象を選択

    復元したいファイルが保存されていたドライブ(HDD、SSD、USBメモリなど)を選択します。

    スキャン

    ステップ2
    スキャンを開始する

    選択したドライブをスキャンします。スキャン途中でも、検出されたファイルを復元できます。

    ファイル

    ステップ3
    ファイルを復元する

    検出されたファイルを指定した場所へ復元(保存)します。復元前にプレビューで確認することもできます。

    はじめに、スキャン対象として、復元したいファイルが保存されていた領域、またはドライブを選択します。スキャン対象を選択したら、スキャンを開始して、復元可能なファイルを検出します。

    ここでは、例としてパーティションが削除・フォーマットされた、USBメモリに保存されていた画像ファイルの復元方法を紹介します。

  • ヒント スクリーンショットの画像はすべて、MiniTool Partition Wizard プロ・プラチナ版のバージョン12.6です。
  • 1 MiniTool Partition Wizard を起動し、[データ復元]をクリックします。

    MiniTool Partition Wizard メイン画面

    [データ復元]をクリックします。

    2 復元したいデータが保存されていた領域にカーソルを合わせ、[スキャン]をクリックします。

    データ復元

    [スキャン]をクリックします。

    復元されていたデータの領域が分からない・見つからないときは?

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    論理ドライブのタブには、現在PCに接続されている内蔵・外付けディスクにある領域のすべてを表示します。どの領域を選択して良いか分からない場合や既に削除・消失した領域にあるファイルを復元したい場合は、下記の手順で、[デバイス]タブから対象のドライブ(ディスク)を選択してください。

    【スキャン対象をドライブ(ディスク)全体で指定する方法】
    • [データ復元]をクリックします。
    • [デバイス]タブをクリックします。
    • 復元したいデータが保存されていたドライブ(ディスク)にカーソルを合わせ、[スキャン]をクリックします。
    デバイスタブ
  • 補足 対象のドライブ全体をスキャンするため、論理ドライブ(パーティション)やフォルダーを選択するよりも、スキャン完了までに時間がかかる場合があります。
  • 3 復元可能なファイルがスキャンされました。続けて (ステップ3)スキャンされたファイルを復元する に進みます。

    データ復元

    ファイルがスキャンされました。

    スキャン中でも検出されたファイルを確認・復元することができます

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    検出されたファイルはスキャン中でも確認・復元することができるので、復元したいファイルが見つかった時点で、スキャンを一時停止・停止することができます。(一時停止した場合は、スキャン途中から再開することもできます)

    • 一時停止:スキャンを一時停止します。
    • :スキャンを再開します。
    • :スキャンを停止します。停止したスキャンを再開したいときは、初めからスキャンし直す必要があります。
    スキャンの一時停止

    スキャンで検出されたファイルを復元する方法です。ファイルを復元するときは、削除されたファイルのデータ領域の上書きを避けるため、スキャンしたドライブとは別のドライブに保存(復元)してください。

    1 スキャンされたファイルの中から、復元したいファイル*を探します。

    紛失したファイルを表示

    復元したいファルを探します。

    *[プレビュー]をクリックすると、選択したファイルをプレビュー表示することができます。(画像やテキスト、PDFなどのファイルをプレビューできます)

    2 復元したいファイルにチェックをつけます。(複数選択することができます)

    紛失したファイルを表示

    復元したいファイルにチェックをつけます。

    3 画面右下にある[保存]ボタンをクリックします。

    紛失したファイルを表示

    [保存]ボタンをクリックします。

    4 復元されたファイルの保存先フォルダーを選択*します。

    ファイルを保存するディレクトリを選択

    保存先のフォルダーを選択します。

    *保存先のフォルダーは、復元されたデータとは異なるドライブを選択してください。

    5[OK]ボタンをクリックします。

    ファイルを保存するディレクトリを選択

    [OK]ボタンをクリックします。

    6 削除したファイルが復元*されました。

    回復完了

    復元したファイルが復元されました。

    *[回復されたファイルをビュー]ボタンをクリックすると、復元されたファイルの保存先フォルダーが開きます。

    (ファイルが見つからないときは)検索機能で復元したいファイルを検索・絞り込む

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    スキャンされたファイルの中に、復元したいファイルが見つからないときは、検索機能を使って目的のファイルを見つけ出してください。ファイル名や拡張子を入力して、対象のファイルを検索することができます。

    【スキャンされたファイルを検索する方法】
    • [検索]をクリックします。
    • ファイル名の枠内に、検索したいファイルの名前や拡張子を入力します。(ワイルドカードも使用できます)
    • [検索]ボタンをクリックします。
    • (検索オプション)
    • - 大文字と小文字を区別する:検索するときに、アルファベットの大文字・小文字を区別します。
    • - 単語単位で探す:ファイル名で絞り込んで検索したいときにチェックをつけます。ワイルドカードも利用できますが、拡張子は必ず入力する必要があります。
    検索
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