Question

USBメモリ・外付けHDDの容量がおかしい
64GB以上のUSBメモリや大容量の外付けHDDの容量がおかしい(32GBしか認識しない)場合の対処方法を教えてください。

  • 概要
  • USBメモリ・外付けHDDの容量がおかしいときの修復方法の説明です。大容量の外付けハードディスクやUSBメモリを回復ドライブとして利用した場合、32GBのディスクとして領域が確保されてしまい、残りの領域がエクスプローラーやディスクの管理から認識されなくなることがあります。

    使用できる容量がおかしくなってしまったUSBメモリや外付けHDDを、本来の容量に戻すためには、Diskpartコマンド を使ってディスクを初期化する必要があります。

    外付けHDD 容量 おかしい
  • 対象OS
  • Windows10、Windows11

  • STEP1 USBメモリ、HDDの容量がおかしいときは
  • (A)ディスク領域を解放する リンク

    (B)正しい容量で領域を作成 リンク

    Question

    USBメモリ・外付けHDDの容量がおかしいときの修復方法はこちら

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    対象デバイス(USBメモリ、外付けHDD)内のデータは、すべて削除されます。必要に応じて、作業を開始する前に、中のデータをバックアップしてください。また、誤って別のドライブをフォーマットしないように、対象デバイス以外の機器は取り外してください。


    公開日 公開日: 2021/06/06 / 最終更新日 最終更新日: 2021/06/06 / author  / twitterこの記事をシェアする

  • 操作手順
  • STEP1 USBメモリ、HDDの容量がおかしいときは(Windows10・Windows11共通)
    回復ドライブとして確保されたディスク領域を解放して、正しい容量でパーティションを作り直します。

    重要
  • Diskpart回復ドライブとして確保された領域を開放します。領域を解放すると回復ドライブの領域を含め、USBメモリ または 外付けHDD上のデータは全て消去 されます。必要に応じてデータのバックアップを取ってください。
  • 別デバイスのデータ誤って消去することを防止するため、ディスク容量を回復したいドライブ以外の 外付けHDD や USBメモリ 等は、取り外してから操作を始めてください。
  • (A)Diskpartコマンドを使ってディスク領域を解放する
    ディスク領域を解放するためには、Diskpartコマンドを使って領域情報をクリアする必要があります。(画面はWindows10ですが、Windows11でも手順は同じです)


    1[スタートスタートボタン]ボタンを右クリックします。

    スタートを右クリック

    [スタート]ボタンを右クリックします。

    2[Windows PowerShell(管理者)]を選択します。

    PowerShellを選択

    [Windows PowerShell(管理者)]を選択します。

  • Windows11の場合は、「Windows ターミナル(管理者)」を選択します。
  • 3「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。

    はいをクリック

    [はい]ボタンをクリックします。

    4「Windows PowerShell」が起動したら、diskpart と入力して Enter キーを押します。

    クリップボードコピー

    diskpart

    コマンドを入力してEnterを押す

    コマンドを入力して[Enter]キーを押します。

    5 続けて、list disk と入力して Enter キーを押します。

    クリップボードコピー

    list disk

    コマンドを入力してEnterを押す

    コマンドを入力して[Enter]キーを押します。

    6【補足】を参考に、ディスク番号を確認の上、コマンドを入力して Enter キーを押します。

    (例)初期化したいディスクの番号が 1 の場合:

    クリップボードコピー

    select disk 1

    コマンドを入力してEnterを押す

    コマンドを入力して[Enter]キーを押します。

    7「ディスクX が選択されました」と表示されたら、clean と入力して、Enter キーを押します。

    クリップボードコピー

    clean

    コマンドを入力してEnterを押す

    コマンドを入力して[Enter]キーを押します。

    8「DiskPart は ディスクを正常にクリーンな状態にしました」とディスク領域の解放は完了です。

    画面を閉じます

    画面を閉じます。

  • 補足
  • - サイズは「ディスクの容量」を指します。表示されているサイズから、対象のディスクに割り当てられている番号を判断します。
  • - 通常、内臓HDD または 内蔵SSD は、ディスク0 に割り当てられています。
  • - 容量に問題のある外付けHDD または USBメモリが ディスク1 に該当する場合、select disk 1 と入力します。
  • - ディスク領域の解放が完了したら、(B)正しい容量でディスク領域を作成する リンク の操作へ進みます。
  • (B)正しい容量でディスク領域を作成する
    領域を解放した USBメモリ または 外付けHDD にデータが保存できるように ディスクの管理を使って、新たに領域(パーティション)を作成します。


    1[スタートスタートボタン]ボタンを右クリックします。

    スタートを右クリック

    [スタート]ボタンを右クリックします。

    2 メニューの中から[ディスクの管理]を選択します。

    ディスクの管理を選択

    [ディスクの管理]を選択します。

    3「ディスクの管理」が起動したら、対象ディスクにある[未割り当て]の項目を右クリックします。

    未割り当てを右クリック

    [未割り当て]の項目を右クリックします。

    4 表示されたメニューの中から、[新しいシンプルボリューム]を選択します。

    新しいシンプルボリュームを選択

    [新しいシンプルボリューム]を選択します。

    5「新しいシンプルボリュームウィザードの開始」画面が表示されたら、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。

    次へをクリック

    [次へ]ボタンをクリックします。

    6「ボリュームサイズの指定」画面が表示されたら、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。

    次へをクリック

    [次へ]ボタンをクリックします。

    7「パーティションのフォーマット」画面が表示されたら、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。

    次へをクリック

    [次へ]ボタンをクリックします。

    8「新しいシンプルボリューム ウィザードの完了」画面が表示されたら、画面右下の[完了]ボタンをクリックします。

    次へをクリック

    [次へ]ボタンをクリックします。

  • 補足
  • - 手順通り ボリュームサイズの指定 画面で初期値のまま[次へ]ボタンをクリックすると、1パーティションで領域が作られます。
  • - 領域(パーティション)を分割したい場合は、ボリュームサイズを指定してください。
  • こちらもおすすめ