チェックディスクを実行する方法はこちら
ワンポイント
ディスクにエラーが発生した可能性がある場合(イベントソース:NTFS、ID:55など)、チェックディスクは自動で開始されますが、本記事の操作を行うことで、手動でチェックディスクを実行することができます。
公開日: 2022/03/28 / 最終更新日: 2022/03/28 / 著者:まきばひつじ / この記事をシェアする
STEP1 チエックディスクでエラーを修復する
チェックディスク(CHKDSK)を実行する方法は、エクスプローラーからドライブを選択して実行する方法と、Windows PowerShell(コマンドプロンプト)を使って、コマンドラインで実行する方法があります。
(A)エクスプローラーからチェックディスクを実行
エクスプローラーで、スキャンしたいドライブを選択して、チェックディスクを実行します。ここでは例としてCドライブのエラーチェックを行います。(画面はWindows10ですが、Windows11でも操作方法は同じです)
1[エクスプローラー]のアイコンをクリックして、起動します。
[エクスプローラー]を起動します。
2 ナビゲーションウインドウの中から、[PC]をクリックします。
[PC]をクリックします。
3 スキャンしたいドライブのアイコンを右クリックします。
ドライブを右クリックします。
4 表示されたメニューの中から、[プロパティ]を選択します。
[プロパティ]を選択します。
5 プロパティ画面が表示されたら、[ツール]タブをクリックします。
[ツール]タブをクリックします。
6 エラーチェックの項目にある[チェック]ボタンをクリックします。
[チェックする]ボタンをクリックします。
7[ドライブをスキャン]をクリックします。(チェックディスクが開始されます)
[ドライブをスキャン]をクリックします。
8 スキャンが完了したら[閉じる]ボタンをクリックします。
[閉じる]ボタンをクリックします。
(B)コマンドラインでチェックディスクを実行
チェックディスクはコマンドラインで実行することもできます。コマンドラインで実行する場合は、開始前にオプションを指定してドライブをスキャン・修復することができます。ここでは例としてCドライブをチェックする方法を説明します。(画面はWindows10ですが、Windows11でも操作方法は同じです)
1[スタート]ボタンを右クリックします。
[スタート]ボタンを右クリックします。
2[Windows PowerShell(管理者)]を選択します。
[PowerShell(管理者)]を選択します。
3 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。
[はい]ボタンをクリックします。
4 PowerShellが起動したら、下記のコマンドを入力してEnterキーを押します。(Cドライブをスキャンする場合)
chkdsk c: /f
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
5 チェックをスケジュールしますか(Y/N)? と表示されたら、Yと入力してEnterキーを押します。
[Y]と入力して[Enter]キーを押します。
6[閉じる]ボタンで画面を閉じたあと、パソコンを再起動します。
画面を閉じて、PCを再起動します。
7 PCを再起動するとチェックディスクが開始されます。
チェックディスクが開始されます。
スイッチ | 効果 | 入力例 |
---|---|---|
[ボリューム]: | チェックするドライブ(ボリューム)を指定します。 | chkdsk c: |
[ファイル名] | 断片化をチェックするファイル名を指定します。(FAT/FAT32のみ) | chkdsk c:\hiberfil.sys |
/F | ディスクにエラーが検出された場合、修復します。 | chkdsk c: /f |
/V | チェック時にファイル名とファイルのパスを表示します。(FAT/FAT32のみ) クリーンアップメッセージを表示します。(NTFSのみ) |
chkdsk c: /v |
/R | ディスクに物理的な破損(不良セクター)がないかチェックします。エラーが検出された場合は、該当箇所にデータを保存しないようマークします。物理セクターに対する処理がされるため完了までに時間がかかる場合があります。 | chkdsk c: /r |
/L:(ファイルサイズ) | ログファイルのファイルサイズ(上限)をKB(キロバイト)で指定します。ファイルサイズを指定しない場合は、現在のサイズを表示します。 | chkdsk /L:10240 |
/X | ボリュームのマウントを強制的に解除します。 | chkdsk c: /x |
/I | インデックス エントリのチェックをスキップします。(NTFSのみ) | chkdsk c: /i |
/C | フォルダー構造内のサイクルのチェックをスキップします。(NTFSのみ) | chkdsk c: /c |
/B | 不良クラスターの情報をクリアし、すべてのクラスタ情報を再スキャンします。(NTFSのみ) | chkdsk c: /b |
/SCAN | オンラインスキャンを実行します。(NTFSのみ) | chkdsk c: /scan |
/FORCEOFFLINEFIX | すべてのオンライン修復を無視します。見つかったエラーは、オフライン修復(/spotfix など)のためにキューに追加されます。実行時は、/SCAN スイッチと一緒に利用します。(NTFSのみ) | chkdsk c: /scan /forceofflinefix |
/PERF | より多くのシステムリソースを割いて、できるだけ高速にスキャンを完了させます。実行時は、/SCAN スイッチと一緒に利用します。(NTFSのみ) | chkdsk c: /scan /perf |
/SPOTFIX | スポット修復を実行します。(NTFSのみ) | chkdsk c: /spotfix |
/SDCLEANUP | 不要なセキュリティ記述子データを解放します。(NTFSのみ) | chkdsk c: /sdcleanup |
/OFFLINESCANANDFIX | ボリュームをオフラインスキャンして修復します。 | chkdsk c: /offlinescanandfix |
/FREEORPHANEDCHAINS | コンテンツを回復する代わりに、孤立したクラスター チェーンを解放します。(FAT/FAT32/exFATのみ) | chkdsk c: /freeorphanedchains |
/MARKCLEAN | /F スイッチが指定されていないときでも、エラーが検出されなかった場合は、ボリュームをクリーンとしてマークします。(FAT/FAT32/exFATのみ) | chkdsk c: /markclean |