Windows Updateのエラーの原因と解決方法はこちら
はじめに
Windows10・Windows11の Windows Update(Windows アップデート)で、エラーが発生して更新プログラムが適用できない場合の解決方法を紹介します。Windows Updateに失敗すると、エラー発生時状況を示すエラーコードが表示されます。エラーコードは、トラブルの原因を特定したり、問題を解決するためのヒントになります。本記事では、表示されたエラーコードを元に、アップデートの問題を解決する方法を紹介します。(エラーコードが確認できない場合の対処方法も紹介しています)
Windows Updateのエラーを解決する前に
Windows Updateのエラーを解決する必要はありますか?
エラーを放置することで何か問題はありますか?
解説
Windows Updateによるシステムの更新には、新機能の追加だけではなく、見つかったセキュリティ上の問題を修正するパッチも含まれます。修正には緊急性の高いものが含まれることもあり、更新プログラムが適用できない状況をそのまま放置すると、PCウイルス等の感染や不正アクセスにより、システムの破壊や保存されたデータの流出、または なりすましなどの攻撃を受ける危険があります。
これらのリスクを避けるためにも、Windows Updateに問題が発生したときは、できるだけ早めに対処し、システムを最新の状態に更新してください。
Windows Update後から、PCが起動できません。
PCが起動できない状態から修復することはできますか?
解説
Windows回復環境から、Windows Updateで適用された更新プログラムを削除することができます。自動修復が実行されたときに、下記の操作を行うことで、直近で適用した更新プログラムを削除することができます。
【更新プログラムの削除手順】
- 自動修復の画面が表示されたら、[詳細オプション]をクリックします。
- [トラブルシューティング]をクリックします。
- [詳細オプション]をクリックします。
- [更新プログラムのアンインストール]をクリックします。
- 削除したい更新プログラム(品質または機能更新プログラム)をクリックします。
- 画面に沿って、更新プログラムの削除を実行*します。
*更新プログラムの削除方法について、詳しくはこちら を参照してください。
本記事で紹介する内容は、Windowsが起動できる状態で、更新プログラムの適用が完了しない状況を解決するためのトラブルシューティングです。更新プログラムの適用により Windowsが起動できない、Windowsの動作が極端に遅い、動作が不安定 などの問題が発生している場合は、下記のQ&Aを参照して、Windowsを修復してください。
また、システムが不安定になったことにより、保存していたデータが失われた場合は、FonePaw データ復元などのアプリを使って、データ復旧を試すことができます。
システムトラブルにより大事なファイルが消えてしまった時は?
ヒント
システムのトラブルやディスクのトラブルなどにより、大事なデータを失ってしまったときは、データ復旧アプリを利用することで、消失したデータを回復できる可能性があります。
ファイル復元の専門アプリ、FonePaw データ復元なら、誤って削除したファイルやトラブルにより消失したファイルを、簡単3ステップで回復できます。無料お試し版*1も用意されているので、万が一に備えて予めアプリをインストールしておくと、データ消失時*2にすぐに対処ができて安心です。(データ消失後、対処の開始が早ければ早いほど、ファイルを復元できる可能性は高くなります。時間が経過し、対象のデータ領域が上書きされるとファイルの復元は困難になります)
スキャン対象を選択
削除・消失したファイルが保存されていた場所(ドライブ)とファイルの種類を選択します。
スキャンを開始
スキャンを開始します。スキャン途中でも、検出されたファイルを確認することができます。
ファイルを保存
検出されたファイルの中から、復元したいファイルを選択して保存します。
- *1無料お試し版では、復元可能なファイルを確認することができます。ファイルを復元(保存)するには、有料版ヘアップグレードする必要があります。
- *2ライセンスを購入することで、アプリを再インストールすることなく、すべての機能をすぐに利用できます。
- *3価格は税抜です。4,886円(税抜)の月額プラン、6,286円(税抜)の年額プランもあります。
公開日: 2021/08/17 / 最終更新日: 2023/04/13 / 著者:まきばひつじ / この記事をシェアする
STEP1 Windows Updateができないときは
Windows Update で発生する問題は、アップデートで失敗を繰り返す、「更新プログラムを確認しています」 とメッセージが表示されたまま先に進まない、などさまざまです。問題が発生したときに表示されるエラーコードは、Windows Updateの様々な問題を解決する手がかりになります。
(A)主なエラーコード別の一覧
Windows アップデートのエラーコードをヒントに、Windows Updateの問題を解決します。下記のエラーコード一覧の中から当てはまるコードを確認して、エラーの原因と対処方法 の項目に書かれた修復手順を実行してください。
エラーコード | エラーの原因と対処方法 |
---|---|
0x80070BC9,0x8024A10A, 0x80240020,0x80242014, 0x80246017, |
管理者権限のないユーザーアカウントでログインしている可能性があります。Windows Updateを実行するためには、管理者権限が必要です。PCを再起動して、管理者アカウントでログインしてから、Windows Updateをやり直してください。 |
0x80240034,0x8007000E, 0x80244018,0x80D02002, 0x80246017,0x80240438, 0x80070070,0x80246008, 0x8024000B,0x80096004, 0x80070020,0x80240fff |
Windows Updateで使用される、SoftwareDistribution フォルダーに格納されたアップデート情報に問題があるか、BITS*キューが滞留している可能性があります。Windows Updateのトラブルシューティングツールの実行と、SoftwareDistribution フォルダーの再構築 および BITSジョブのクリアを実行してください。 *BITSとは:使用されていないネットワーク回線の帯域幅を使用して、バックグラウンドでファイルをダウンロードする機能のこと。正式名は、バックグラウンドインテリジェント転送サービス。 |
エラーコードを確認するには?
ワンポイント
Windows Updateで発生する問題の原因を特定するために、Windows Updateのエラーコードを確認します。エラーコードは、設定のWindows Update画面で確認することができます。
Windows Update エラーコードの確認方法
- [スタート]>[設定]>[更新とセキュリティ]*とクリックします。
- 適用に失敗した更新プログラム名に併記された エラーコード を確認します。
*Windows11の場合は、[スタート]>[設定]>[Windows Update]とクリックしてください。
表示されたエラーコードを確認します。
エラーコード | エラーの原因と対処方法 |
---|---|
0x80200053,0x8024402F, 0x80072EFD,0x80072EFE, 0x80D02002,0x800f0821, 0x800F0920,0x80070020, 0x80070003,0x80240022 0x80070005 |
セキュリティソフトや他の常駐アプリの影響で、Windows Updateの実行が妨げられている可能性があります。一時的にすべての常駐プログラムを停止(Windowsをクリーンブート)させてから、Windows Updateを再試行してください。 |
0x8007000D,0x80242006, 0x80248007,0x8024000E, 0x80070422,0x80073701, 0x800f0988 |
Windows Updateで使用される、SoftwareDistribution フォルダーに格納されたアップデート情報に問題がある可能性があります。SoftwareDistributionフォルダーの再構築を実行してください。 |
0x800f0825,0x800f081f, 0x800f0831,0x80070570, 0x80073701,0x8007371b 0x80072EFE, |
Windowsのシステムファイルが破損している可能性があります。Windows標準で用意されている修復ツール(sfc.exeおよびDism)を使って、システムファイルを修復してください。 |
0x8024D009 |
WSUS環境でクライアントPCに問題が発生している可能性があります。詳しくは、 WSUS SelfUpdate サービスが自動更新を送信しない(マイクロソフト)を参照してください。 |
0xc1900208,0xc1900209 |
アップデート対象外のアプリの影響で、更新プログラムの適用を妨げている可能性があります。アプリのOS対応状況を確認し、可能であれば該当のアプリをアップデートしてください。アップデート不可の場合は、アプリをアンインストールしてください。 |
0x800F0923,0xC1900101 |
古いデバイスドライバーが原因で、更新プログラムの適用を妨げている可能性があります。PCメーカーまたは接続している周辺機器メーカーのサイトを確認の上、デバイスドライバーを最新の状態に更新してください。また、該当のデバイスドライバーがWindows Updateで配信されている場合は、先に適用してください |
デバイスに重要なセキュリティ修正プログラムと品質修正プログラムがありません。 |
長い期間、Windows Updateが実行されていない または 適用済みの更新プログラムのバージョンが古すぎるために、Windows Updateが正しく動作していない可能性があります。下記Q&Aの手順を参考に問題を修復してください。 |
上記にないエラーコード、または その他の問題 |
上記にないエラーコード または エラーコードが確認できない、「更新プログラムを確認しています」と表示されたまま、Windows Updateが開始されないなどの問題が発生している場合は、下記の手順でWindows Updateのエラーを修復してください。 |
STEP2 Windows Updateのエラーを修復する
エラーコードを元に、Windows Updateの問題を修復します。
(対処A)管理者アカウントでアップデートする
Windows Updateを実行するためには、管理者権限が必要です。管理者アカウントでWindowsを起動させ、Windows Updateを再試行します。
1 Windowsを管理者アカウントで起動します。
2[スタート]>[設定]とクリックします。
3[更新とセキュリティ]をクリックします。
[更新とセキュリティ]をクリックします。
4[Windows Update]をクリックします。
[Windows Update]をクリックします。
5 [再試行]ボタンをクリックして、Windows Updateを再試行します。
[再試行]ボタンをクリックします。
1 Windowsを管理者アカウントで起動します。
2[スタート]>[設定]とクリックします。
3 メニューの中から[Windows Update]をクリックします。
[Windows Update]をクリックします。
4 更新プログラム名の横にある[再試行]をクリックします。
[再試行]をクリックします。
管理者権限を持つアカウントを確認する
ワンポイント
複数のユーザーアカウントを登録していて、どのアカウントが管理者権限を持っているか分からない場合は、下記の手順で管理者権限を持つアカウントを確認してください。尚、ユーザーアカウントがひとつしかない場合、当該アカウントは必ず管理者権限を持っています。
【管理者権限を持つアカウントの確認方法】
- [スタート]ボタンを右クリックします。
- [ファイル名を指定して実行]をクリックします。
- 名前欄に netplwiz と入力して[OK]ボタンをクリックします。
- 表示されたアカウント一覧で、グループの列にAdministratorsと含まれているアカウントが管理者権限を持つユーザーアカウントです。
(対処B)トラブルシューティングを実行する
Windows標準で用意されているトラブルシューティングツールを使って、Windows Updateの問題を修復します。
1[スタート]ボタンをクリックします。
2[設定]をクリックします。
3[更新とセキュリティ]をクリックします。
[更新とセキュリティ]をクリックします。
4[トラブルシューティング]をクリックします。
[トラブルシューティング]をクリックします。
5[追加のトラブルシューティングツール]をクリックします。
[追加のトラブル…]をクリックします。
6 トラブルシューティングの一覧の中から、[Windows Update]をクリックします。
[Windows Update]をクリックします。
7[トラブルシューティングツールの実行]ボタンをクリックします。
[トラブルシューティング…]をクリックします。
8 トラブルシューティングが開始されたら、メッセージに従って修復します。
トラブルシューティングが開始されます。
9 トラブルシューティングが完了したら、[閉じる]ボタンをクリックします。
[閉じる]ボタンをクリックします。
1[スタート]ボタンをクリックします。
2[設定]をクリックします。
3 メニューの中から[システム]をクリックします。
[システム]をクリックします。
4[トラブルシューティング]をクリックします。
[トラブルシューティング]を選択します。
5[その他のトラブルシューティングツール]をクリックします。
[その他のトラブル…]をクリックします。
6 Windows Updateの項目にある[実行する]ボタンをクリックします。
[実行する]ボタンをクリックします。
7 トラブルシューティングが開始されたら、メッセージに従って修復します。
トラブルシューティング開始されます。
8 トラブルシューティングが完了したら、[閉じる]ボタンをクリックします。
[閉じる]ボタンをクリックします。
ワンポイント
トラブルシューティングを実行したときに、「Windows Update データベースの破損を修復してください」とメッセージが表示された場合は、[この修正を適用します]をクリックしてデータベースを修復を実行してください。修復が完了しない場合は、次の対処方法へ進んでください。
(対処C)常駐プログラムを停止する
バックグラウンドで動作するアプリを停止させ、Windows Updateの実行を妨げる要因を取り除きます。(画面はWindows10ですが、Windows11でも手順は同じです)
1[スタート]ボタンを右クリックします。
2[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
3名前の欄に msconfig とコマンドを入力します。
msconfig
コマンドを入力します。
4 コマンドを入力したら、[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
5 システム構成が開いたら、[サービス]タブをクリックします。
[サービス]タブをクリックします。
6[Microsoft のサービスをすべて隠す]にチェックをつけます。
[Microsoftの…]にチェックをつけます。
7 画面右下にある[すべて無効]ボタンをクリックします。
[すべて無効]ボタンをクリックします。
8 画面右下にある[適用]ボタンをクリックします。
[適用]ボタンをクリックします。
9 続けて、[スタートアップ]タブをクリックします。
[スタートアップ]タブをクリックします。
10[タスクマネージャーを開く]をクリックします。
[タスクマネージャーを開く]をクリックします。
11 状態が 有効 と表示されているアプリ名を選択します。
アプリ名を選択します。
12 画面右下にある[無効にする]ボタンをクリックします。
[無効にする]ボタンをクリックします。
13 同じ手順ですべてのアプリを無効に切り替えます。
すべてのアプリを無効に切り替えます。
14 画面右上の[閉じる]ボタンで画面を閉じます。
[閉じる]ボタンで画面を閉じます。
15 システム構成の画面に戻ったら、[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
16 確認メッセージが表示されたら、[再起動]ボタンをクリックします。
[再起動]ボタンをクリックします。
17 常駐プログラムが停止されました。Windows Updateを再試行して正常に完了するか確認してください。
ワンポイント
停止した常駐プログラムは、後から手動で元に戻す必要があります。設定を変更する前に、必要に応じて サービス および スタートアップ に登録された各プログラムの状態をメモに控えてください。
セキュリティソフトなども停止した状態になります。Windows Update完了後は必ず設定を元に戻してください。
(対処D)サービススタック更新プログラムの適用
Windows Updateが長期のあいだ実行されていないときや、Windowsの初期化直後など、適用済み更新プログラムのバージョンが古いことが原因で、Windows Updateが正常に完了しないことがります。そのような場合は、Microsoft Update カタログのページから、サービススタック更新プログラム(SSU)をダウンロードして手動で適用します。
PC用語 サービススタックとは
Windows更新プログラムのインストールを実行するコンポーネントのことをサービススタックと言います。幾つかの問題を修正した最新版がサービススタック更新プログラム(SSU)として公開されており、適用することでWindows Updateの実行を安定化させることができます。
Windows Updateで配信されるセキュリティ更新プログラムは、過去の更新内容を累積的に含みますが、現在配信されているSSUよりも以前の更新プログラムが未適用の場合、アップデートに失敗することがあります。そのようなときは、Microsoft Updateカタログから最新のサービススタック更新プログラム(SSU)をダウンロードしてください。
1 ブラウザを起動して、Microsoft Update カタログ(KB5005260) のページを開きます。
Microsoft Updateカタログを開きます。
2 該当する更新プログラムの[ダウンロード]ボタンをクリックします。
[ダウンロード]ボタンをクリックします。
Windowsのバージョンやビット数を確認するには?
ワンポイント
サービススタック更新プログラム(SSU)は、Windowsのバージョン および ビット数 ごとに分けて配信しています。更新プログラムをダンロードする前に、ご利用のシステムのバージョンやビット数を確認してください。
【システムのバージョンやビット数を確認する方法】
- [スタート]>[設定]>[システム]とクリックします。
- [詳細情報]*をクリックします。
- 表示されたシステムのバージョンやビット数を確認します。
*Windows11の場合は、[バージョン情報]をクリックしてください。
3 ダウンロードのページが開いたら、更新プログラムの[リンク]をクリックします。
[リンク]をクリックします。
4[開く]ボタンをクリックします。(画面はMicrosoft Edgeです)
[開く]ボタンをクリックします。
5 インストーラー画面が表示されたら[はい]ボタンをクリックします。
[はい]ボタンをクリックします。
6「インストールの完了」と表示されたら、[閉じる]ボタンをクリックします。
[閉じる]ボタンをクリックします。
ワンポイント
現在配信されているサービススタック更新プログラム(SSU)の最新バージョンは、KB5005260 で提供されています。(2022年8月時点)
最新のサービススタック更新プログラム(SSU) および Windows10の旧バージョン向け更新プログラムの配信状況についてはWindows10 サービススタック更新プログラム(Microsoft) のページを参照してください。
(対処E)Windows Updateクライアントのクリア
ソフトウェアの再配布フォルダー(%systemroot%\system32\catroot2、%systemroot%\SoftwareDistribution\)の名前をリネームして対象のフォルダーを再構築し、Windows Updateの更新情報を再取得します。また、BITSキューに滞留したWindows Updateのダウンロード情報を同時にクリアします。(画面はWindows10ですが、Windows11でも手順は同じです)
1[スタート]ボタンを右クリックします。
2[Windows PowerShell(管理者)]*をクリックします。
*Windows11の場合は、[Windowsターミナル(管理者)]をクリックしてください。
3 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。
[はい]ボタンをクリックします。
4 Windows PowerShell(管理者)が起動したら、cmd と入力して Enter キーを押します。
cmd
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
5 続けて下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
net stop usosvc
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
6 続けて下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
net stop wuauserv
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
ワンポイント
Windows PowerShelの画面上でマウスを右クリックすると、コピーしたコマンドを貼り付けることができます。
7 続けて下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
net stop bits
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
8 続けて下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
net stop cryptsvc
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
9 続けて下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
10 続けて下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
ren %systemroot%\system32\catroot2 catroot2.bak
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
「重複するファイル名が存在するか、またはファイルが見つかりませんでした」と表示されます
ワンポイント
過去に SoftwareDistribution フォルダーや catroot2 フォルダーのリネーム(名前の変更)を行ったことがある場合、「重複するファイル名が存在するか、またはファイルが見つかりませんでした」とメッセージが表示される場合があります。そのようなときは、下記のいずれかの方法で対処してください。
コマンド末尾(〜Distribution.old や 〜catroot2.bak)の後ろに文字や数字を追加してから、コマンドを実行します。
【コマンド入力例】末尾に123と追加する
【コマンド入力例】下記のコマンドを入力して指定したフォルダーを削除します。
11 続けて下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
del %ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\Network\Downloader\qmgr0.dat
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
12 続けて下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
del %ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\Network\Downloader\qmgr1.dat
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
13 続けて下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
net start cryptsvc
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
14 続けて下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
net start bits
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
15 下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
net start wuauserv
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
16 下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
net start usosvc
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
17 Windows PowerShellの画面を閉じて、Windows Updateを再試行します。
(F)システムファイルを修復する
Windowsに標準で用意されているSFC(システムファイルチェッカー)およびDism(展開イメージのサービスと管理)を使ってシステムファイルを修復します。(画面はWindows10ですが、Windows11でも手順は同じです)
1[スタート]ボタンを右クリックします。
2[Windows PowerShell(管理者)]*をクリックします。
*Windows11の場合は、[Windowsターミナル(管理者)]を選択してください。
3 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。
[はい]ボタンをクリックします。
4 PowerShellが起動したら、下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
ワンポイント
システムファイルチェッカー(sfc.exe) および Dismの処理が完了するまでに、数十分程度かかる場合があります。処理が完了するまで、PCの電源を切らずにそのままお待ちください。
5 Dismの処理が完了したら、下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
sfc /scannow
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
6 システムファイルの修復が完了したら、画面を閉じてWindows Updateを再試行してくだい。