iPhoneのイコライザの使い方とおすすめの設定
iPhoneのイコライザを利用すると、ミュージック アプリで曲を再生するときに、音質を向上させることができます。
イコライザとは?
イコライザは、音の低音、中音、高音の各周波数帯域を強調または減少することです。これにより、ボーカルや楽器の音を強調したり、補正することで、曲に最適なレベルで音声出力することができます。
iPhoneでは、イコライザのプリセットが多数用意されています。また、曲やジャンルによって、最適なイコライザ設定も異なります。再生する曲の特徴に合わせて、プリセットの中から選択してください。
公開日: 2022/07/26 / 最終更新日: 2022/07/26 / 著者:まきばひつじ / この記事をシェアする
操作方法
iPhoneのイコライザを設定する
イコライザを有効にすると、ミュージック アプリで音楽を再生したときに、選択したプリセットが適用されます。
1iPhoneのホーム画面を開き、[設定]アイコンをタップします。
2設定が開いたら、[ミュージック]をタップします。
3 ミュージックが開いたら、[イコライザ]をタップします。
4 表示されたプリセットの中から、適用したいものをタップします。
ヒント:iPhoneではイコライザのほかにも、音楽を高音質で再生したり、通信環境に合わせたカスタマイズができます。
- 【設定の開き方】
- 設定 >[ミュージック]とタップします。
- - ドルビーアトモス:対応している曲を立体音響またはドルビーオーディオで再生します。最大限に体験するには、対応したヘッドホンが必要です。
- - ロスレスオーディオ:音質の劣化がない高音質データで再生します。
- - モバイル通信ストリーミング:モバイル通信で、ストリーミング再生するときの音質を選択します。
- - Wi-Fiストリーミング:Wi-Fiで、ストリーミング再生するときの音質を選択します。
- - ダウンロード:曲をダウンロードするときの音質を選択します。
- - 音量を自動調整:音楽の音量を自動的に調整します。
イコライザの効果がでないときは
イコライザを有効にしても、曲が全体的にフラットに聞こえて、効果が出ない時は、次の手順で、ヘッドフォン調整の設定を確認してください。
ヒント:(ヘッドフォン調整とは?)AirPodsやBeatsなど対応するヘッドフォンで、弱い音を増幅させることで、音楽やビデオ、通話などの音声を聞き取りやすくするための機能です。
1 iPhoneのホーム画面で、[設定]アイコンをタップします。
2 設定画面が開いたら、[アクセシビリティ]をタップします。
3 アクセシビリティが開いたら、[オーディオ/ビジュアル]をタップします。
4 画面が切り替わったら、[ヘッドフォン調整]をタップします。
5[ヘッドフォン調整]のスイッチをタップしてオフにします。
ヒント:ヘッドフォン調整以外にも以下のような機能・設定があります。
- 【設定方法】
- 設定 >[アクセシビリティ]>[オーディオ/ビジュアル]とタップします。
- - バックグラウンドサウンド:集中したいときや、気持ちを落ち着かせたいときに、周囲の雑音をかき消します。
- - モノラルオーディオ:ステレオ再生を無効にします。
- - 電話ノイズキャンセリング:通話時に周囲のノイズを軽減します。
- - ヘッドフォン通知:聴覚に負担をかけるような音量で再生したときに警告します。
- - バランス:左右の音量バランスを調整します。
プリセット一覧
iPhoneのイコライザは、23個のプリセットが用意されています。ここで紹介するイコライザの一覧を参考に、お気に入りのイコライザを設定してください。図はイコライザ設定をイメージ化したものです。
ヒント:(プリセットのおすすめは?)音楽を聴きながら勉強したり、夜にゆっくりと音楽を聴きたい時は、Late Night が、おすすめです。Late Nightを適用すると、小さい音を上げ、大きな音を抑えることで、楽器やボーカルの音が主張し過ぎず、木着心地の良い、柔らかい曲調になります。勉強しながら音楽を聴きたいときや、夜中に静かに音楽を楽しみたいときにおすすめです。
Late Night
小さい音を上げ、大きな音を抑えることで、全体的に柔らかい曲調にします。
R&B
R&B曲に最適なプリセットです。低音・高音域を上げることで、リズム、ビートを強調します。
Small Speakers
低音域を上げることで、出力の小さいスピーカーでも迫力ある音楽を再生できます。
Spoken Word
人の声の音域を上げ、低音を下げることで、声が強調されます。ポッドキャストなどの再生に向いています。
Treble Booster
高音域の出力を上げます。
Treble Reducer
高音域の出力を下げます。
Vocal Booster
人の声の音域を調整し、低音を少し下げることで、ボーカルの歌声を強調して再生します。
アコースティック
低・高音域を上げることで、ピアノやアコースティックギターなどのアコースティック楽器の音が強調されます。
エレクトロニック
低・高音を強調し、中音を抑えます。エレクトロニックソング向け。
クラシック
低・高音域を上げ、中音を抑えることで、楽器の音がより強調されます。クラシック音楽向け。
ジャズ
低・高音を上げ、中音を抑えることで、管楽器やピアノなどの音を強調します。ジャズソング向け。
ダンス
低・中高音の音域を上げます。ダンスミュージック向け。
ディープ
低・中音を上げ、高音を抑えます。
ピアノ
ピアノ演奏の音が最適化されるように、各音域を調整します。
ヒップホップ
ヒップホップ音楽に合わせて、各音域を強調します。
フラット
すべての音域をフラットで出力します。
ホップ
中〜中高音を上げることで、ボーカルの声を強調します。ポップソング向け。
ラウドネス
低音・高音を上げることで、楽器演奏の音を強調します。
ラウンジ
低音を下げ、中音(ボーカルの音域)を上げることで、ラウンジで曲を聴いているような音調にします。
ラテン
低音・高音を上げ、インパクトのある音調にします。ラテン音楽におすすめ。
ロック
低音・高音域を上げます。ロック音楽に最適です。
低音を増やす
低音域を上げることで、ベースなどの音が強調されます。
低音を減らす
低音を下げることで、中・高音が強調された音調になります。