Lhaplusの使い方(圧縮ファイルにパスワード設定する方法)はこちら
はじめに
Lhaplusってどんなアプリ?
Lhaplusは、ZIPやLZHやRARなどの圧縮ファイルに対応した、外部DLL不要の圧縮・展開(解凍)アプリです。ファイル圧縮時にパスワードを設定することができるほか、ZIPファイルに設定されたパスワードを解析する機能を搭載しています。
アプリの紹介
Lhaplus(ラプラス)
ファイルの圧縮・展開アプリ
公開日: 2018/12/01 / 最終更新日: 2018/12/01 / 著者:まきばひつじ / この記事をシェアする
STEP1 Lhaplusを使う準備をする
Lhaplusをインストールして、圧縮ファイルにパスワードを設定しましょう。LhaplusをPCにインストールしたら、すぐに圧縮ファイルにパスワードを設定することができます。
(A)Lhaplusをインストールする
Lhaplusは、公式サイトから無料でダウンロードすることができます。
2[Lhaplus Version 1.74]と書かれたリンクをクリックします。
[Lhaplus Version 1.74]をクリックします。
3 ダウンロードの通知*がされたら、[開く]ボタンをクリックします。
[開く]ボタンをクリックします。
*画面はMicrosoft Edgeです。
4 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。
[はい]ボタンをクリックします。
5 Lhaplus セットアップ画面が開いたら、[次へ]ボタンをクリックします。
[次へ]ボタンをクリックします。
6 インストール先を設定して、[次へ]ボタンをクリックします。
[次へ]ボタンをクリックします。
7[インストール]ボタンをクリックします。
[インストール]ボタンをクリックします。
8[完了]ボタンをクリックします。
[完了]ボタンをクリックします。
9 Lhaplus シェル初期設定が開いたら、[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
ご注意ください
Lhaplusなどの圧縮・展開アプリで、ACE形式の展開時に利用されるUNACEV2.DLLには、脆弱性の報告 がされています。そのため、Lhaplusを使って、ACE形式のファイルの展開は行わなように注意してください。
→初期設定時に拡張子 ace の項目にチェックをつけないでください。(デフォルトではチェックはオフになっています)
STEP2 Lhaplusで圧縮してパスワードを設定する
Lhaplusのインストールが完了したら、ファイルにパスワードを設定して圧縮してみましょう。圧縮されたファイルはデフォルトでデスクトップに保存されます。
(A)Lhaplusでパスワード設定
Lhaplusを使って、圧縮ファイルにパスワードを設定します。ここでは例として、デスクトップに保存されたファイルをZip形式に圧縮してパスワードを設定します。
1 パスワード付きで圧縮したいファイルを右クリックします。
ファイルを右クリックします。
2 表示されたメニューの中から、[圧縮]*をクリックします。
[圧縮]をクリックします。
*Windows11の場合は、[その他のオプションを表示]>[圧縮]とクリックしてください。
右クリックメニューに[圧縮]が表示されないときは
ワンポイント
ファイルを右クリックしても、メニューの中に[圧縮]の項目が表示されない場合があります。これは、OneDriveを利用している環境で、圧縮対象のファイルがオンライン上にのみ保存されている場合に 起こる症状です。(ファイルを圧縮するためには、PCローカル内にファイルが保存されている必要があります。)
*Windows11の場合は、[その他のオプションを表示]のサブメニューとして[圧縮]と表示されます。
右クリックメニューに[圧縮]の項目がない場合は、下記の手順でファイルをローカルにダウンロードしてから、圧縮してください。
【OneDrive(オンライン)に保存されたファイルをダウンロードする方法】
- ファイルを右クリックします。
- 表示されたメニューの中から、[このデバイス上で常に保持する]をクリックします。
- ファイルのダウンロードが開始されます。(ファイルのダウンロードが完了すると緑のチェックマークがつきます)
オンライン上にのみ保存されたファイルは、*に アイコンが表示されます。また、オンラインとPCローカルの両方に保存されている場合は、同期済みであることを示すアイコンが表示されます。
3 表示されたサブメニューの中から、[.zip (pass)]をクリックします。
[.zip (pass)]をクリックします。
4 パスワードのテキストボックスが表示されたら、任意のパスワードを入力します。
パスワードを入力します。
5 パスワードを入力したら、[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
6 圧縮ファイルにパスワードを設定することができました。
圧縮ファイルにパスワードを設定しました。
圧縮・展開されたファイルの保存(出力)先を変更したいときは
ワンポイント
Lhaplusで圧縮・展開されたファイルは、デフォルトでデスクトップに保存(出力)されますが、設定により、アーカイブと同じフォルダや指定した任意のフォルダーに保存することもできます。
ファイルの圧縮・展開先を変更する方法
- [スタート]>[Lhaplus]>[Lhaplus]*1とクリックします。
- 圧縮設定*2の項目の中から、圧縮されたファイルの保存先を指定します。
- - 指定したフォルダ:指定したフォルダーに圧縮したファイルを保存します。(右横にある[…]ボタンをクリックして保存先を指定してください。空白の場合は、デスクトップに保存されます)
- - アーカイブファイルと同じフォルダ:圧縮したファイルと同じ場所に保存します。
- - 圧縮時に指定する:圧縮するときに、保存先を確認するウインドウが表示されます。
- [OK]ボタンをクリックして、画面を閉じます。
*1 Windows11の場合は、[スタート]>[すべてのアプリ]>[Lhaplus]>[Lhaplus]
*2 解凍先を変更したい場合は、解凍設定の項目を変更してください。
(B)Zipのパスワードを解析する
Lhaplusが持つ特徴的な機能のひとつにZipファイルのパスワード解析があります。これは、Zipファイルに設定されたパスワードを総当たりでチェックして解析するというもので、パスワードを忘れてしまった場合に役立つ機能です。
1 Lhaplusを起動し、[ZIP パスワード探索]タブをクリックします。
[ZIP パスワード探索]タブをクリックします。
2 画面の右上にある[…(ファイルの参照)]ボタンをクリックします。
[ファイルの参照]ボタンをクリックします。
5 パスワードを解析したいファイルをクリックして選択します。
ファイルを選択します。
6 ファイルを選択したら、画面右下にある[開く]ボタンをクリックします。
[開く]ボタンをクリックします。
7[探索範囲]を選択します。
[探索範囲]を選択します。
8 画面右下にある[開始]ボタンをクリックします。
[開始]ボタンをクリックします。
ワンポイント
Lhaplusのパスワード解析は、総当たりと呼ばれる方法(1桁目から順に設定可能なすべての文字列とパターンで試行する方法のこと)で行われます。そのため、パスワードの桁数が少ない場合は、数分以内で解析を完了することができますが、桁数が多い場合は、解析に長時間必要とする場合もあります。
もし設定されたパスワードの文字の種類(数字、アルファベット大文字、アルファベット小文字)が分かっている場合は、探索範囲を絞り込む*ことで、パスワード解析に掛かる時間を大幅に短縮することができます。
*例えば、パスワードが4桁だった場合、すべての文字列で総当たりするためには、約40億通りのパターンを試行する必要がありますが、数字のみ4桁で探索することで、1万通りのパターンを試行するだけで解析することができます。
9 解析が完了すると、ファイルに設定されたパスワードが表示されます。
解析されたパスワードが表示されます。