Windowsで付箋を常に表示 または デスクトップにメモを固定させる方法はこちら
はじめに
付箋を開いたままWindowsをシャットダウンまたは再起動した場合は、次回Windows起動時も自動で付箋が起動されますが、すべての付箋が閉じたままWindowsを終了した場合、次回Windows起動時に付箋は表示されません。
付箋を常に表示させたい場合は、本記事の手順に沿って、付箋(Sticky Notes)をスタートアップに登録することで、常に付箋を自動起動させることができます。
また、Microsoft社が提供するアプリPowerToysの機能を利用することで、付箋をデスクトップに常に表示(常に前面に表示)させることもできます。
【付箋アプリの動作(通常時)】
Windows終了時の付箋アプリの状態 | Windows次回起動時の動作 | |
---|---|---|
付箋(メモ)を開いたままWindowsを終了した場合 | → | 開いていた付箋が自動で表示されます |
メモの一覧(リストビュー)のみ開いたままWindowsを終了した場合 | → | メモの一覧が自動で表示されます |
付箋とメモの一覧を開いたままWindowsを終了した場合 | → | 付箋とメモの一覧が自動で表示されます |
すべて閉じたままWindowsを終了した場合 | → | 何も表示されません |
付箋(Sticky Notes)とは
アプリの説明
付箋は、Windows10、Windows11に標準でインストールされているメモアプリです。最新バージョンでは、文字の装飾や画像を挿入することが可能です。また、同じMicrosoftアカウントを利用するデバイス間で付箋の内容を同期したり、Outlook.comで登録したメモを参照することができます。付箋は、Windowsのバージョンによって「Sticky Notes」と表記されている場合もあります。
公開日: 2021/06/10 / 最終更新日: 2023/04/13 / 著者:まきばひつじ / この記事をシェアする
STEP1 デスクトップに付箋を常に表示する
Windowsで付箋を常に表示(付箋アプリを常駐させる)するように設定します。本記事では、付箋をスタートアップに登録してWindows起動時に常に表示させる方法とMicrosoftのPowerToysを使って、デスクトップに固定表示(常に手前に表示)させる方法をそれぞれ紹介します。
(A)付箋を常に表示させる(付箋の常駐)
付箋のショートカットをスタートアップフォルダーに追加します。これにより、付箋を閉じた状態でWindowsを再起動しても、次回起動時に付箋を自動で起動することができます。
ワンポイント
スタートアップフォルダーとは:Windowsの特殊フォルダの一つで、Windows起動時にフォルダー内のショートカットやファイルが自動で読み込みされます。そのため、アプリのショートカットをスタートアップフォルダーへコピーすることで、Windows起動時に対象のアプリを自動的に起動させることができます。
尚、スタートアップフォルダーの場所は、C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup にあります。
1[スタート]ボタンを右クリックして[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[ファイル名を指定して実行]を選択します。
2 ファイル名を指定して実行が表示されたら、名前欄に下記のコマンドを入力します。
shell:startup
コマンドを入力します。
3 コマンドを入力したら、[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
4 スタートアップフォルダーを開いたまま[スタート]ボタンをクリックします。
[スタート]ボタンをクリックします。
5 スタートメニュー内にある付箋をスタートアップフォルダーへドラッグします。
スタートアップフォルダーへドラッグします。
6 付箋のショートカットがスタートアップフォルダーへコピーされたら完了です。
ショートカットをコピーしました。
1[スタート]ボタンを右クリックして[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[ファイル名を指定して実行]を選択します。
2 ファイル名を指定して実行が表示されたら、名前欄に下記のコマンドを入力します。
shell:startup
コマンドを入力します。
3 名前の欄にコマンドを入力したら、[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
4 スタートアップフォルダーを開いたまま[スタート]ボタンをクリックします。
[スタート]ボタンをクリックします。
5 スタートメニューの画面右上にある[すべてのアプリ]をクリックします。
[すべてのアプリ]をクリックします。
6 すべてのアプリにある付箋をスタートアップフォルダーへドラッグします。
スタートアップフォルダーへドラッグします。
ワンポイント
Windows11の場合、ショートカットをコピーするためには、[すべてのアプリ]からアイコンをドラッグする必要があります。スタートメニューやタスクバーにピン留めされた(付箋の)アイコンでは、ショートカットを作成することはできません。
7 付箋のショートカットがスタートアップフォルダーへコピーされたら完了です。
ショートカットをコピーしました。
ワンポイント
上記の手順に沿って、付箋のショートカットをスタートアップフォルダーへコピーすることで、付箋を閉じた状態でWindowsを終了しても、次回Windows起動時に自動で付箋を起動させることができます。
付箋をすべて閉じた状態でWindowsを再起動させると、メモの一覧(リストビュー)が表示されます。必要に応じて、メモの一覧の中から表示させたい付箋をクリックしてください。
付箋の常駐を解除したいときは
ワンポイント
付箋アプリの常駐を解除したいときは、スタートアップフォルダーにコピーしたショートカットファイルを削除してください。ショートカットを削除すると、付箋を起動したままWindowsを再起動 または シャットダウンしたときのみ付箋が自動で起動するようになります。
【付箋の常駐を解除する方法】
- [スタート]ボタンを右クリックします。
- [ファイル名を指定して実行]をクリックします。
- shell:startup と入力して、[OK]ボタンをクリックします。
- 付箋アプリのショートカットを削除します。
コピーしたショートカットを削除してください。
(B)デスクトップにメモを固定させる
デスクトップに付箋のメモを固定で表示(常に手前に表示)させたいときは、PowerToysの常に手前に表示機能を利用します。操作を始める前に、下記の手順を参考にPowerTosysを事前にインストールしてください。
【PowerTosyをインストールする方法】
- Microsoft ストアを起動し、PowerToysで検索します。
- PowerToysのアプリ紹介画面を開き、[インストール]ボタンをクリックします。
- ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。
PowerToysとは
アプリの説明
PowerToysは、マイクロソフト社が開発するユーティリティソフトです。インストールすることで、OS標準では実行することができない便利な機能を利用できるようになります。
PowerToysには上記以外にも便利な機能が用意されています。PowerToysについて詳しくはこちら を参照してください。
1 付箋の中からデスクトップに固定表示させたいメモをクリックします。
固定表示させたいメモをクリックします。
2 キーボードの +Ctrl+Tキーを同時に押します。
[Win]+[Ctrl]+[T]キーを同時に押します。
3 選択した付箋が固定表示(常に手前に表示)されました。
付箋が固定表示されました。
PowerToysを使わないでデスクトップに付箋(メモ)を固定したいときは?
ワンポイント
付箋アプリの機能だけでは、デスクトップにメモを固定表示(常に手前に表示)させることはできません。但し、下記の操作を行うことによって他のウインドウに隠れた付箋をまとめて前面に表示させることができます。(他のウインドウをクリックするとメモは再び隠れます)
【他のウインドウに隠れたメモをまとめて前面に表示させる方法】
- タスクバーにある付箋のアイコンを右クリックします。
- 表示されたメニューの中から[すべてのメモを表示する]をクリックします。