ビデオエディターの使い方はこちら
はじめに
ビデオエディターは、Windows10、Windows11に標準でインストールされた無料の動画編集アプリです。無料ながら動画のトリミングやフィルター効果など、基本的な動画編集機能を内蔵しているので、動画編集の入門アプリとして最適です。ビデオエディターで出力(保存)したファイルは、スマホやタブレット端末に転送して、再生することもできます。
尚、ビデオエディタにはオーサリング機能が搭載されていないため、編集した動画をDVD/BDレコーダーで再生したい場合は、別途オーサリングソフトを用意する必要があります。
ワンポイント
ビデオエディタの画面は、ライブラリ、ストーリボード、プレビューで構成されています。他のビデオ編集ソフトに似た画面構成なので、ビデオ編集ソフトを利用したことがある方であれば、直感的に操作方法を理解することができます。
【ビデオエディタの画面構成】
公開日: 2022/06/10 / 最終更新日: 2022/06/10 / 著者:まきばひつじ / この記事をシェアする
STEP1 ビデオエディターを使う準備をする
ビデオエディターを使って動画編集を行うには、はじめにプロジェクトファイルを作成します。プロジェクトファイルは、ビデオエディタで読み込んだ動画ファイルの一覧情報やビデオ編集・加工などの作業内容を記録したファイルです。プロジェクトファイルを保存することで、いつでも作業を中断・再開することができます。
【ビデオエディタの準備 〜 編集・出力までの流れ】
(A)プロジェクトを作成する
ビデオエディターで動画を編集する前に、プロジェクトを作成します。ビデオエディターで行った動画編集の作業内容は、プロジェクトとして記録され、管理されます。
1 ビデオエディターを起動し、[新しいビデオプロジェクト]ボタンをクリックします。
[新しいビデオプロジェクト]をクリックします。
2 任意のファイル名を入力して、[OK]ボタンをクリックします。(プロジェクトが作成されました)
[OK]ボタンをクリックします。
(B)ビデオ・写真を追加する
プロジェクトを作成したら、素材となる動画や写真をプロジェクト ライブラリに追加します。
1 画面左上にある[追加]ボタンをクリックします。
[追加]ボタンをクリックします。
2 メニューの中から、素材の追加方法を選択します。
素材の追加方法を選択します。
ビデオエディターで動画・音声ファイルを読み込みできないときは?
ワンポイント
ビデオエディターは、WebMなどのビデオファイルやFLACなどの音声ファイルをサポートしていません。これらのサポートされていないファイルを読み込み・編集したいときは、VideoSolo 究極動画変換などの動画変換アプリを使って、読み込み可能な形式に変換してください。
アプリの紹介
VideoSolo 究極動画変換
最大50倍速で動画・音声ファイルを変換。動画ファイルを変換するときに、編集・圧縮・結合することも可能。
- 【アプリの概要】
- - MP4、MOV、MKV、AVI、5K/8K Videoなど、様々な動画・音声フォーマットに対応。最大50倍で高速変換。
- - 動画のカット編集や結合、フィルター加工などの多くの機能を内蔵。
- - テンプレートを使ってミュージックビデオ(MV)やコラージュ、3D動画を作成できます。
VideoSolo 究極動画変換なら、動画も音声ファイルも簡単3ステップで変換OK
1 変換したい動画・音声ファイルを開きます
[ファイルを追加]をクリックし、変換したい動画・音声ファイルを選択します。複数のファイルをまとめて選択・変換することもできます。
2 ファイルの変換フォーマットを選びます
[出力形式]のプルダウンメニューをクリックして、ファイルの変換(出力)形式を選択します。変換時に動画を編集することもできます。
3 あとは[すべて変換]ボタンをクリックするだけ
選択した動画・音声ファイルを変換します。超高速動画コンバーターで、最大50倍速で変換することができます。
ワンポイント
ビデオエディタで利用する動画や写真などの素材は、以下のいずれかの方法でライブラリに追加することができます。
3 プロジェクトに追加する動画や写真を選択します。(画面は「コレクションから」選択時)
動画または写真を選択します。
4 プロジェクトに追加する動画や写真を選択したら、[追加]ボタンをクリックします。
[追加]ボタンをクリックします。
5 選択した動画・写真がプロジェクト ライブラリに追加されました。
ライブラリに追加されました。
STEP2 ビデオエディターで動画を編集する
ライブラリに動画や写真と登録したら、今度は、動画を編集してみましょう。ビデオエディターでは、ビデオのトリミングや分割、テキストの挿入やフィルター効果などの編集・加工を行うことができます。
(A)ストーリーボードに追加する
ビデオエディターで動画を編集・出力するには、プロジェクト ライブラリに登録した動画や写真をストーリボードへ移動します。
1 ストーリーボードに追加する動画・写真をクリックして選択します。
動画・写真を選択します。
2 追加する動画・写真を選択したら、[ストーリーボードに配置]をクリックします。
[ストーリーボードに配置]をクリックします。
3 ストーリーボードに動画・写真が追加されました。
動画・写真が追加されました。
ワンポイント
ストーリーボードに登録された動画や写真は、ファイルに出力すると、左→右の順番で再生されます。また、マウスドラッグで動画や写真の順番を入れ替えることができます。
(B)動画を編集・加工する
ビデオエディターの編集機能を使って、動画のトリミングや分割、テキストの挿入、モーション、3D効果、フィルター、再生速度の変更、回転などの編集作業を行います。
【動画編集の基本操作】
1 ストーリーボードの中から、加工・編集したい動画を選択します。
動画を選択します。
2 メニューの中から、使用したい編集機能をクリックします。
使用したい編集機能をクリックします。
3 編集画面に切り替わったら、動画を編集・加工します。(画面はモーション効果の追加画面です)
動画を編集・加工します。
4 編集が完了したら、画面右下にある[完了]ボタンをクリックします。
[完了]ボタンをクリックします。
ビデオエディターでは、動画や静止画に次のような編集・加工を行うことができます。
トリミング
動画の前後のシーンをカットします。
【操作手順】
- [トリミングの開始]のつまみを左右にドラッグして、開始位置を決めます。
- [トリミングの終了]のつまみを左右にドラッグして、終了位置を決めます。
- 画面右下にある[完了]ボタンをクリックして確定します。
分割
指定した位置で動画を分割します。
【操作手順】
- [シークバー]を左右にドラッグして、分割位置を決めます。
- 分割位置を決めたら、[完了]ボタンをクリックして確定します。
テキスト
映像にテキスト(文字)を挿入します。
【操作手順】
- テキストを入力します。
- テキストのスタイルとレイアウトを一覧から選択します。
- テキストの開始/終了のつまみを左右にドラッグして、テキストの表示位置(時間)を調整します。
- [完了]ボタンをクリックして確定します。
モーション
ズームやパンなどの効果を追加します。
【操作手順】
- モーションの一覧の中から、適用したい効果を選択します。
- [完了]ボタンをクリックして確定します。
3D効果
映像に光や模様、ロゴなどの効果や3Dオブジェクトを配置します。
【操作手順】
- 適用したい3D効果を選択します。
- [完了]ボタンをクリックして確定します。
フィルター
映像にインクやセピアなどの色彩やドット絵などの効果を加えます。
【操作手順】
- 適用したいフィルターを選択します。
- [完了]ボタンをクリックして確定します。
黒いバーの削除(または表示)
映像の上下(または左右)をカットして、黒帯の部分を削除します。
【操作手順】
- (黒いバーを削除)ボタンをクリックします。
- 表示されたメニューの中から、[黒いバーの削除]をクリックします。
→ 出力する映像の比率は、画面右上にある (もっと見る)ボタンから変更できます。
タイトルカードの追加
タイトルを追加します。タイトルカードには、テキストの挿入、背景色の指定ができます。
【操作手順】
- テキストを入力します。
- テキストのスタイルとレイアウトを一覧から選択します。
- テキストの開始/終了のつまみを左右にドラッグして、テキストの表示位置(時間)を調整します。
- [完了]ボタンをクリックして確定します。
他にも次のような動画の編集・加工を行うことができます。
STEP3 ビデオエディターで動画を保存する
動画の編集が終わったら、ムービーとしてファイルに出力しましょう。ビデオエディターでは、一般的な動画フォーマットの一つであるMP4形式で出力(保存)することができます。
(A)編集した動画をMP4ファイルで保存する
編集・加工した動画をMP4形式で出力(保存)します。出力するビデオの画質は、高(1080p)、中(720p)、低(540p)から選択できます。保存したファイルは、スマホやタブレットに転送して再生することもできます。
1 画面右上にある[ビデオの完了]をクリックします。
[ビデオの完了]をクリックします。
2 画質を選択して、[エクスポート]ボタンをクリックします。
[エクスポート]ボタンをクリックします。
3 保存先・ファイル名を指定して[エクスポート]をクリックします。(MP4ファイルとして保存されます)
[エクスポート]をクリックします。