Question

Windows Defenderで「脅威が見つかりました」と表示されます
Windows セキュリティ「Windows Defender ウイルス対策で脅威が見つかりました」とメッセージが表示されます。

  • 概要
  • Windows Defender(Microsoft Defender)で、脅威が見つかりました と警告が表示された場合の対処方法です。Windows10、Windows11には、標準でWindows セキュリティがインストールされており、ウイルスを検出すると警告を表示し、削除することができます。

    Windows セキュリティ
  • 対象OS
  • Windows10、Windows11

    Question

    Windows Defender で 脅威が見つかりました と表示された時の対処方法はこちら

    テクニカルアドバイザー

    はじめに
    Windows セキュリティ(Windows Defender)は、Windows10・11に標準でインストールされているセキュリティソフトです。ウイルスなどの脅威からPCをリアルタイムで保護し、ウイルスを検出した場合は、対象のファイルを削除(駆除)または検疫することができます。

    Windows セキュリティのウイルス対策保護には以下のような機能があります。

  • - 脅威(ウイルス)を検出した場合、対処のファイルを削除または検疫することができます。
  • - 検疫した脅威(ファイル)は、PCに影響を及ばさない場所へ移動して、隔離します。
  • - 削除することが困難な場合は、オフラインスキャンで削除することができます。
  • Windows セキュリティ
  • 補足
  • - McAfee アンチウイルスやウイルスバスターなど、他のセキュリティソフトがインストールされている場合、Windows Defender(Microsoft Defender)は自動的に無効になります。
  • 関連Q&A Windows セキュリティ(Defender)でウイルススキャンする リンク

  • 公開日 公開日: 2022/06/17 / 最終更新日 最終更新日: 2022/06/17 / author  / twitterこの記事をシェアする

  • 操作手順
  • STEP1 Windows Defenderでウイルスを削除する

    Windows Defender(Microsoft Defender)でウイルスを削除する方法を紹介します。クイックスキャン等でウイルスを検出すると、Windowsセキュリティは「Windows Defender ウイルス対策で脅威が見つかりました」と警告を表示し、ユーザーへ知らせます。

    (A)脅威が見つかりましたと表示されたときは

    Windows Defenderは、検出された脅威に対して、削除または検疫することができます。Windows Defender(Microsoft Defender)で「脅威が見つかりました」と警告が表示された場合は、Windows セキュリティを開き、下記の方法で早急に対処してください。

    1スタートボタンスタート]ボタンをクリックします。

    2[Windows セキュリティ]*をクリックして起動します。

    *Windows11の場合は、[スタート]>[すべてのアプリ]>[Window セキュリティ]とクリックします。

  • Windows セキュリティから通知される「Windows Defender ウイルス対策で脅威が見つかりました」または「Microsoft Defender ウイルス対策で脅威が見つかりました」と書かれたメッセージをクリックして、Windowsセキュリティを起動することもできます。
  • 3 Windows セキュリティが起動したら、[ウイルスと脅威の防止]をクリックします。

    Windowsセキュリティ

    [ウイルスと脅威の防止]をクリックします。

    4 ウイルスと脅威の防止に切り替わったら、検出されたウイルス名*をクリックします。

    ウイルス名をクリック

    ウイルス名をクリックします。

    *検出されたウイルス名には、重要と書かれています。

    5 アクティブ化のオプションの中から、処置方法を選択します。(通常は削除を選択してください)

    処置方法を選択

    脅威の処置方法を選択します。

    6 脅威に対する処置方法を選択したら、[操作の開始]ボタンをクリックします。

    操作の開始をクリック

    [操作の開始]クリックします。

  • 補足
  • - オプションを選択後、ユーザーアカウント制御が表示された場合は、[はい]ボタンをクリックしてください。
  • - リアルタイム保護で脅威を検出した場合、該当の脅威は自動で削除されます。
  • Windows Defenderで選択可能なアクティブ化のオプション

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    Windows Defender(Microsoft Defender)のアクティブ化オプションで、選択可能な処置方法は以下の通りです。脅威として検出されたファイルがウイルスではないと分かっている場合や、元々は必要なドキュメントファイルであったなど、特別な理由がない限り、[削除]を選択してください。

  • - 削除:ウイルスおよび感染したファイルを削除します。
  • - 検疫:ウイルスおよび感染したファイルを別の場所へ隔離します。ウイルスと断定できない場合など、後で処置方法を決定したいときに選択します。
  • - デバイスで許可:該当のファイルをスキャン対象から除外し、実行できるようにします。
  • - 詳細の表示:該当ウイルスの詳細と影響を受けた項目などを確認できます。
  • アクティブ化のオプション
  • 関連Q&A Chromeのflags設定とおすすめ機能14選 リンク
  • Windows Defenderで脅威が削除できないときは

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    Windows Defenderで検出された脅威が削除できない*場合やマルウェア感染した可能性が高いにも関わらず検出ができない場合は、Windows Defenderのオフラインスキャン機能を使って、脅威の削除を行なってください。

    リンク Windows Defenderのオフラインスキャンの方法はこちら>>

  • *PCにインストールされたルートキットや、APT攻撃などにより仕掛けられる永続的なマルウェアなどは、通常のスキャンでは検出や削除が困難な場合があります。
  • - ルートキットとは:攻撃者がPCに不正アクセスし、リモート操作するためのツールがパッケージ化されたもの。
  • - APT攻撃とは:特定の組織や個人を標的として、永続的に行われるサイバー攻撃のこと。Advanced Persistent Threatの略。
  • Windows Defenderのオフラインスキャン
  • 関連Q&A Windows Update を 手動 で実行する リンク
  • デバイスで許可を選択した脅威を再スキャンしたい場合は?

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    検出された脅威に対して、[デバイスで許可]オプションを選択すると、該当のファイルは、Windows Defenderで脅威として検出がされなくなります。該当のファイルを再度スキャンしたい場合は、下記の手順で許可を取り消してください。許可を取り消すと、検出された現在の脅威として再表示されます。(アクティブ化のオプション選択前の状態に戻ります)

  • 【デバイスで許可した脅威を再スキャンする方法】
    • Windowsセキュリティを起動します。
    • [ウイルスと脅威の防止]をクリックします。
    • [許可された脅威]をクリックします。
    • 該当する履歴(再スキャンしたいウイルス名)をクリックします。
    • [許可しない]ボタンをクリックします。
    • ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。

    (B)Windows Defenderで検疫した脅威を削除する

    脅威として検疫されたファイルは、別の場所へ移動され、PCに影響を及ぼさないように隔離されます。検疫により隔離された脅威の処置を決定したい場合は、下記の手順を参考にしてください。

    1[スタートスタートボタンボタンをクリックします。

    2[Windows セキュリティ]*をクリックして起動します。

    *Windows11の場合は、[スタート]>[すべてのアプリ]>[Window セキュリティ]とクリックします。

    3 Windows セキュリティが起動したら、[保護の履歴]をクリックします。

    保護の履歴を選択

    [保護の履歴]を選択します。

    4 保護の履歴の中から、該当する検疫の履歴をクリックします。

    該当の履歴をクリック

    該当の履歴をクリックします。

    5 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。

    はいをクリック

    [はい]ボタンをクリックします。

    6 詳細情報の右下にある[操作]のプルダウンメニューをクリックします。

    操作をクリック

    [操作]をクリックします。

    7 表示されたメニューの中から、検疫された脅威の処置方法を選択します。

    処置方法を選択

    脅威の処置方法を選択します。

    テクニカルアドバイザー

    ワンポイント
    Windows Defenderに記録された履歴の数が多く、該当する検疫が見つけられない場合は、[フィルター]のプルダウンメニューで、[推奨]を選択して絞り込んでください。また、Windows Defender(Microsoft Defender)で検疫された脅威に対し、選択可能なオプションは以下の通りです。

  • 【検疫された脅威で選択可能なオプション】
  • 復元:ファイルを元の保存場所に戻します。復元されたファイルはスキャン対象から除外されます。復元を選択した後に削除したい場合は、対象のファイルを手動で削除してください。
  • 削除:脅威として検出された検疫済みファイルを削除します。
  • 関連Q&A Windowsの起動が遅い・動作が重い時の対処方法 リンク
  • (C)Windows Defenderのオフラインスキャン

    オフラインスキャンは、Windows Defender(Microsoft Defender)を実行するための回復環境のみでブートし、PCをスキャンする機能です。検出された脅威が通常のスキャンで駆除できなかったときや、ウイルス感染の可能性があるにも関わらず検出することができない場合は、オフラインスキャンを使って、ウイルスを削除してください。

    補足 オフラインスキャンを開始すると、PCは自動で再起動します。未保存のデータがある場合は、先に保存してから実行してください。

    1[スタートスタートボタンボタンをクリックします。

    2[Windows セキュリティ]*をクリックします。

    *Windows11の場合は、[スタート]>[すべてのアプリ]>[Window セキュリティ]とクリックします。

    3 Windows セキュリティが起動したら、[ウイルスと脅威の防止]をクリックします。

    ウイルスと脅威の防止を選択

    [ウイルスと脅威の防止]を選択します。

    4 ウイルスと脅威の防止画面に切り替わったら、[スキャンのオプション]をクリックします。

    スキャンオプションをクリック

    [スキャンのオプション]をクリックします。

    5 スキャンオプションの中から、[Microsoft Defender オフラインスキャン]をクリックします。

    オフラインスキャンを選択

    [Microsoft Defender...]をクリックします。

    6 画面下にある[今すぐスキャン]ボタンをクリックします。

    今すぐスキャンをクリック

    [今すぐスキャン]をクリックします。

    7 確認のメッセージが表示されたら、[スキャン]ボタンをクリックします。

    スキャンをクリック

    [スキャン]ボタンをクリックします。

    8 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。

    はいをクリック

    [はい]ボタンをクリックします。

    9 PCが再起動され、オフラインスキャンが開始されます。

    オフラインスキャンが開始

    オフラインスキャンが開始されます。

  • 補足
  • - オフラインスキャンが完了するまでには、15分程度がかかります。(オフラインスキャン終わると自動でWindowsが起動します)
  • - オフラインスキャンの結果は、Windowsセキュリティの[保護の履歴]から確認してください。
  • 関連Q&A Windowsを修復する(システム修復とセットアップ) リンク
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