DVD が 自動再生されない ときの修復方法はこちら
はじめに
DVDが自動再生されないときは、はじめにDVDドライブが正常に動作しているか確認してください。DVDドライブの動作確認の方法は以下の通りです。
【DVDドライブが正常に動作しているか確認する】
- DVDドライブにディスクを挿入します。
- エクスプローラーを起動します。
- ナビゲーションメニュー(エクスプローラーの画面左枠)内にある[PC]をクリックします。
- DVDドライブのアイコンを右クリックして、[開く]をクリックします。
- 下記の項目の中から、[開く]をクリックしたあとのPCの挙動で、当てはまるものを選んでください。
→ DVDドライブは正しく動作しています。本記事の手順に沿って自動再生の修復を進めてください。
→ DVDドライブ または 挿入したディスクに問題があります。他のディスクを挿入して正常に読み込みできるか確認してください。特定のディスクのみ読み込みができない場合は、ディスク側の問題の可能性があります。また、複数のディスクで読み込みができない場合は、DVDドライブが認識しない のページを参照してDVDドライブの問題を修復してください。
→ DVDドライブに問題が発生しています。DVDドライブが認識しない のページを参照してDVDドライブの問題を修復してください。
DVDを開くと AUDIO_TS、VIDEO_TS フォルダーが表示されるときは
ワンポイント
AUDIO_TS、VIDEO_TS は、DVDまたはBDビデオをエクスプローラーで開いた時に表示されるフォルダーです。PCで、DVD映像を再生するには、DVDプレーヤーのアプリが必要ですが、Windows10、Windows11には、OS標準でインストールされていません*。
PCにDVDを再生するためのアプリがインストールされていない場合は、別途アプリを用意してください。
*メーカー製PCの場合、BD/DVDプレーヤーアプリがプリインストールされている場合もあります。
公開日: 2021/05/28 / 最終更新日: 2021/05/28 / 著者:まきばひつじ / この記事をシェアする
STEP1 DVDが自動再生されないときは
Windows10、Windows11で、DVDの自動再生がされない場合は、はじめに自動再生の設定を確認してください。自動再生の設定に問題がない場合は、Shell Hardware Detection サービスの設定とレジストリの修正を行います。
(A)DVDの自動再生を有効にする
コントロールパネルで、DVDの自動再生を有効にします。
1[スタート]ボタンをクリックします。
2[Windowsシステムツール]>[コントロールパネル]*とクリックします。
*Windows11の場合は、[すべてのアプリ]>[Windowsツール]>[コントロールパネル]とクリックしてください。
3[ハードウェアとサウンド]をクリックします。
[ハードウェアとサウンド]をクリックします。
4[自動再生]をクリックします。
[自動再生]をクリックします。
5[すべてのメディアとデバイスで自動再生を使う]にチェックをつけます。
[すべてのメディアと…]にチェックをつけます。
6 DVDムービーのプルダウンメニューの中から、自動再生時の動作*を選択します。
自動再生時の動作を選択します。
*PCにインストールされているDVDプレーヤーを選択してください。
7 自動再生の動作を選択したら、画面の右下にある[保存]ボタンをクリックします。
[保存]ボタンをクリックします。
ワンポイント
DVDの自動再生は、メディアの種類別に動作を選択することができます。DVDムービー以外も同じように自動再生の動作を選択してください。
ワンポイント
自動再生の有効・無効化は、Windowsの設定から切り替えることもできます。(Windowsの設定とコントロールパネルの設定内容は連動します)
【Windowsの設定から自動再生を有効にする方法】
- [スタート]>[設定]>[デバイス]*とクリックします。
- [自動再生]をクリックします。
- [すべてのメディアとデバイスで自動再生を使う]のスイッチをオンにします。
*Windows11の場合は、[スタート]>[設定]>[Bluetoothとデバイス]をクリックします。
(B)Windowsサービスの設定を確認する
自動再生を制御する Shell Hardware Detection サービスコンポーネントの設定を確認します。自動再生を利用するには、サービスを有効*にする必要があります。(画面はWindows10ですが、Windows11でも操作方法は同じです)
*Shell Hardware Detection サービスは、デフォルトで有効です。
1[スタート]ボタンを右クリックします。
[スタート]ボタンを右クリックします。
2[コンピューターの管理]をクリックします。
[コンピューターの管理]をクリックします。
3[サービスとアプリケーション]>[サービス]とクリックして開きます。
[サービス]を開きます。
4 表示されたサービスの一覧の中から[Shell Hardware Detection]をダブルクリックします。
[Shell Hardware…]をダブルクリックします。
5 スタートアップの種類のプルダウンメニューから、[自動]を選択します。
[自動]を選択します。
6 サービスの状態にある[開始]*ボタンをクリックします。
[開始]ボタンをクリックします。
*既に開始されている場合は、クリックする必要はありません。
7 サービスが開始されたら、[OK]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
8 DVDディスクを挿入して、自動再生されるか確認します。
自動再生を一時的に停止したい場合は
ワンポイント
キーボードの[Shift]キーを押しながらDVDを挿入すると、一時的に自動再生を停止することができます。(自動再生の通知のみ表示されます)
【自動再生を一時的に停止する方法】
- キーボードの[Shift]キーを押しながら、DVDを挿入します。
- ディスクの読み込みが完了したら、キーを離します。
(C)自動再生のレジストリを修復する
自動再生のオン/オフを切り替えるレジストリの値を修正します。アプリやグループポリシーエディタで書き換えられたレジストリを修正し、自動再生をデフォルトの状態(有効)に戻します。
1[スタート]ボタンを右クリックします。
[スタート]ボタンを右クリックします。
2[Windows PowerShell(管理者)]をクリックします。
[Windows Power…]をクリックします。
3 ユーザーアカウント制御が表示されたら、[はい]ボタンをクリックします。
[はい]ボタンをクリックします。
4 PowerShellが起動したら、下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
reg add HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer /v NoDriveTypeAutoRun /t REG_DWORD /d 145 /f
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
5 続けて、下記のコマンドを入力して Enter キーを押します。
reg add HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\AutoplayHandlers /v DisableAutoplay /t REG_DWORD /d 0 /f
コマンドを入力して[Enter]キーを押します。
6 すべての画面を閉じてPCを再起動します。(再起動後に自動再生ができるか確認してください)
レジストリエディターを使って、値を修正したいときは
ワンポイント
レジストリの値は、レジストリエディターを使って修正することもできます。但し、設定を誤るとシステムに深刻な問題を起こす可能性もあるため、十分注意してください。
【レジストリエディターで修正する方法】
- [スタート]ボタンを右クリック >[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
- regedit と入力して[OK]ボタンをクリックします。
- ユーザーアカウント制御が表示されたら[はい]ボタンをクリックします。
- HKEY_CURRENT_USER > SOFTWARE > Microsoft > Windows > CurrentVersion > Policies > Explorer と開きます。
- NoDriveTypeAutoRun を右クリック >[修正]をクリックします。
- 値のデータを 91 に書き換えます。(10進数の場合は 145 にします)
- [OK]ボタンをクリックします。
- HKEY_CURRENT_USER > SOFTWARE > Microsoft > Windows > CurrentVersion > Explorer > AutoplayHandlers と開きます。
- DisableAutoplay を右クリック >[修正]をクリックします。
- 値のデータを 0 に書き換えます。(10進数、16進数どちらでもOKです)
- [OK]ボタンをクリックします。
- レジストリエディターを閉じて、PCを再起動します。