スリープ モード の設定方法はこちら
はじめに
休憩などでPCから離れるときやノートPCを持って移動するときは、スリープモードが最適です。スリープ中に消費される電力はごく僅かなので、移動中のバッテリー消費を抑えることができます。また、バッテリーまたはAC電源による給電が完全に停止した場合でも、ハイブリッドスリープの機能により、作業中のデータを失うこともありません。
PC用語 スリープとは:
PCの動作を一時的に停止させ、省電力で待機させた状態のことをスリープと言います。スリープは、シャットダウンと異なり、システムの状態を維持したまま中断することになるため、シャットダウンよりも素早くシステムを復帰させることができます。
スリープモードへ移行すると、僅かな電力をメインメモリへ供給することで状態を保持し、ストレージデバイスなどのへ電源供給を停止するサスペンドの状態となります。サスペンド状態が一定時間続くと、既定では、メインメモリの内容をストレージへコピーしてPCの電源を切るハイバネーション(休止状態)の状態へ移行します。ハイネーションの状態では、バッテリーやAC電源による給電が失われても、未保存の作業・データを失うことなく、PCを復帰させることができます。
この、サスペンドからハイバネーションへ自動移行する機能のことをハイブリッドスリープといい、ハイバネーション(休止状態)をサポートするPCでは、デフォルトで有効に設定されています。
【ハイブリットスリープの設定方法】
- [スタート]>[Windowsシステムツール]>[コントロールパネル]*1とクリックします。
- [システムとセキュリティ]>[電源オプション]>[ディスプレイの電源を切る時間の指定]とクリックします。
- [詳細な電源設定の変更]をクリックします。
- [スリープ]>[ハイブリットスリープを許可する]と項目を開きます。
- バッテリ駆動*2、電源に接続の各項目をオンにします。
*1Windows11の場合は、[スタート]>[すべてのアプリ]>[Windowsツール]とクリックし、[コントロールパネル]をダブルクリックで開いてください。
*2ノートPCの場合のみ表示されます。
公開日: 2022/01/14 / 最終更新日: 2022/01/14 / 著者:まきばひつじ / この記事をシェアする
Windows で スリープモード を設定する
Windows10、Windows11で、スリープモードを設定する方法です。スリープは、指定した時間、無操作の状態が続くと自動でスリープへ移行させるように設定する方法と、手動でスリープへ移行させる方法があります。
(A)スリープの時間を設定する
指定した時間、無操作の状態が続いた時に、自動でスリープへ移行させるための設定です。マウスやキーボードなどに触れず、何も操作しない状態が続くと、PCは自動でスリープへ移行し、省電力状態となります。但し、DVDやWeb動画などの再生中は、何も操作しない状態が続いた場合でもスリープへ移行しません。
1[スタート]ボタンをクリックします。
2[(設定)]をクリックします。
3[システム]をクリックします。
[システム]をクリックします。
4[電源とスリープ]をクリックします。
[電源とスリープ]をクリックします。
5 プルダウンメニュー*をクリックし、スリープ移行までの時間を設定します。
スリープの移行時間を設定します。
*「次の時間が経過後、PCをスリープ状態にする(バッテリー駆動時)」と「次の時間が経過後、PCをスリープ状態にする(電源に接続時)」の各項目の時間を設定してください。
1[スタート]ボタンをクリックします。
2[設定]をクリックします。
3[システム]をクリックします。
[システム]をクリックします。
4[電源 & バッテリー]をクリックします。
[電源 & バッテリー]をクリックします。
5 電源とバッテリー画面に切り替わったら、[画面とスリープ]をクリックします。
[画面とスリープ]をクリックします。
6 プルダウンメニュー*をクリックし、スリープ移行までの時間を設定します。
スリープの移行時間を設定します。
*「バッテリー駆動時に、次の時間が経過した後にデバイスをスイープ状態にする」と「電源接続時に、次の時間が経過した後にデバイスをスイープ状態にする」の各項目の時間を指定してください。
ディスプレイの電源を切るように設定する
ワンポイント
スリープの設定画面では他にも、自動でディスプレイの電源を切る設定を行うことができます。この設定により、指定された時間、何も操作しない状態が続くと、ディスプレイの電源を自動でオフにして、消費電力を抑えます。
ディスプレイの電源が切れた場合、画面は何も表示されませんが、Windowsは稼働したままなので、ファイルのダウンロードや動画ファイルの変換、更新プログラムの適用など、時間の掛かる処理を実行したまま、PCを放置するような場合に、消費電力を抑える手段として有効です。
ノートPCでバッテリーで駆動しているときに、設定された時間何も操作をしなかった場合、ディスプレイの電源を切ります。(推奨値は5分です)
- 次の時間が経過後、ディスプレイの電源を切る(電源に接続時):*2
デスクトップまたはノートPCで、AC電源接続時に、設定された時間何も操作をしなかった場合、ディスプレイの電源を切ります。(推奨値は10分です)
スクリーンセーバーを利用しているときは
ワンポイント
スクリーンセーバーを利用している場合、スリープおよびディスプレイの電源を切るで設定する時間は、スクリーンセーバーの開始時間よりも、後の時間*を設定してください。
スクリーンセーバー、ディスプレイの電源を切る、スリープのすべての機能を有効にしたい場合は、
の順番(時間)で設定してください。
^スクリーンセーバーの開始時間よりも前の時間を設定すると、スクリーンセーバーが表示されるよりも前にスリープへ移行またはディスプレイの電源が切れてしまいます。(スクリーンセーバーが表示されません)
(B)手動でスリープ/ディスプレイの電源を切る
手動でPCをスリープモードへ移行させる方法です。設定により電源ボタンやスリープボタンをクリックした時やノートPCのカバーを閉じたタイミングで、PCをスリープへ移行またはディスプレイの電源を切るように設定することができます。
1[スタート]>[Windows システムツール]>[コントロールパネル]*とクリックします。
[コントロールパネル]を開きます。
*Windows11の場合は、[スタート]>[すべてのアプリ]>[Windowsツール]とクリックし、[コントロールパネル]をダブルクリックで開いてください
2 コントロールパネルが開いたら、[システムとセキュリティ]をクリックします。
[システムとセキュリティ]をクリックします。
3[電源オプション]をクリックします。
[電源オプション]をクリックします。
4[電源ボタンの動作を選択する]をクリックします。
[電源ボタンの動作を選択する]をクリックします。
5 各項目のプルダウンメニューをクリックして、動作を選択します。
プルダウンメニューで動作を選択します。
ワンポイント
「電源ボタンの動作を選択する」画面では、各項目毎に[何もしない]、[スリープ状態]、[シャットダウン]、[ディスプレイの電源を切る]の中から、動作を選択できます。また、ノートPCの場合は、バッテリー駆動時と電源接続時の動作を分けて設定することができます。
*PCにスリープボタンが搭載されていない場合でも項目は表示されます。機種によってはショートカットキーでスリープが割り当てられている場合もあります。
【トラブル】スリープから復帰しない
PCをスリープから復帰することができません。どうしたらいいですか?
回答
PC本体の電源ボタンを押して、スリープから復帰できるか確認してください。復帰しない場合は、電源が切れるまで電源ボタンを押し続けて強制終了してください。
補足スリープ移行時に、動画が再生されているとスリープから復帰できない場合があります。スリープ移行時は、動画再生のアプリを閉じてからスリープさせてください。
【トラブル】スリープが勝手に解除される
夜中にPCがスリープから勝手に復帰してしまいます。スリープが勝手に解除されないようにするにはどうしたらいいですか?
回答
メンテナンスによるコンピューターのスリープ解除が有効になっていないか確認してください。また、スリープ解除タイマーの設定を確認してください。
【メンテナンスによるコンピューターのスリープ解除】
- [スタート]>[Windows システムツール]>[コントロールパネル]とクリックします。
- [システムとセキュリティ]>[セキュリティとメンテナンス]とクリックします。
- [メンテナンス]>[メンテナンス設定の変更]とクリックします。
- [スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する]のチェック*を外します。
*夜間にPCのスリープを解除し、更新プログラムの適用など自動で実行させたい場合は、チェックをつけてください。メンテナンスの時間は変更できます。(デフォルトはAM2:00です)
【スリープ解除タイマーの設定】
- [スタート]>[Windows システムツール]>[コントロールパネル]とクリックします。
- [システムとセキュリティ]>[電源オプション]>[ディスプレイの電源を切る時間の指定]とクリックします。
- [詳細な電源設定の変更]をクリックします。
- [スリープ]>[スリープ解除タイマーの許可]と項目を開きます。
- バッテリー駆動、電源に接続それぞれの項目を[無効]に設定*します。
*無効にすると、アプリのスケジュール機能によるスリープ解除ができなくなります。