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【OneDrive】ワンドライブの使い方

本記事では、OneDrive(ワンドライブ)の使い方の基本(ワンドライブの導入とファイルの共有方法)について解説します。

● 対象OS:Windows10、Windows11

OneDrive(ワンドライブ)とは

OneDrive(ワンドライブ)は、Microsoft社が提供するオンラインストレージサービスです。保存されたファイルは、クラウドで管理されるので、PCにトラブルが発生しても、データを失うことがありません。また、他のPCやスマホから、ファイルにアクセスすることができます。

他ユーザーとファイルを共有できます

他ユーザーとファイルを共有したいとき、OneDriveは有効です。大容量のファイルを共有することもできるので、ファイルサイズを気にする必要がありません。また、共有はいつでも解除できるので、セキュリティ面でも安心です。

ワンドライブは無料で5GBのスペースが利用可能

Microsoftアカウントがあれば、無料で5GBの保存スペースを利用できます。無料プランでは、写真や動画などサイズの大きいデータの保存には向きませんが、ドキュメントの保存に最適です。

また、個人プランの Microsoft 365 Basic(月額229円)に加入すると100GBまで、Microsoft 365 Personal(月額1,284円)加入すると、1TBまで利用できて 且つ、最新バージョンのOfficeを利用できます。

プラン名(個人向け) OneDrive容量 料金
Microsoft 365 Basic 100GB ¥2,244/年 または ¥229/月
Microsoft 365 Personal 1TB ¥12,984/年 または ¥1,284/月
Microsoft 365 Family 合計6TB (1人あたり1TB) ¥18,400/年 または ¥1,850/月

OneDriveでできること

OneDrive

OneDriveは、無料プランでも5GBの保存スペースを利用可能。クラウドに保存すれば、どのデバイスからでもファイルにアクセスできます。

OneDrive 共有

クラウドに保存したデータは、他のユーザーと共有することができます。ユーザーには表示可能/編集可能のどちらかの権限を付与できます。

OneDrive バックアップ

バックアップを有効にすると、ファイルはクラウドに自動で同期され、PCにトラブルが起きてもデータを失うことはありません。

ワンドライブの使い方

step1(導入)Microsoftアカウントでサインインする

Microsoftアカウントを使って、OneDriveにサインインします。MicrosoftアカウントでWindowsにサインインしている場合、いくつかの手順はスキップすることができます。ローカルアカウントの場合は、パスワード入力などの認証手続きが必要です。

ヒント ヒント:Windowsの初期セットアップをすべて推奨設定で進めた場合、OneDriveは自動で有効になります。

1 タスクバーにある ワンドライブのアイコン*をクリックします。

ワンドライブ 使い方 準備

アイコンをクリクします。

* ワンドライブのアイコンがない場合は、[隠れているインジケーターを表示]ボタンをクリックして表示させて下さい。

2 ワンドライブの画面が開いたら、[サインイン]ボタンをクリックします。

ワンドライブ 使い方 OneDrive サインイン

[サインイン]ボタンをクリックします。

3 Microsoftアカウントを入力して、[サインイン]ボタンをクリックします。

ワンドライブ 使い方 OneDrive サインイン 実行

[サインイン]ボタンをクリックします。

4 OneDrive フォルダー*と表示されたら、[次へ]ボタンをクリックします。

ワンドライブ 使い方 OneDrive 紹介

[次へ]ボタンをクリックします。

*[場所の変更]をクリックすると、リンク元となるローカルフォルダーを変更できます。

ヒント ヒント:「フォルダーは既にこのコンピューターに存在します」と表示された場合は、[このフォルダーを使用]をクリックして下さい。

5 OneDriveの機能紹介*が表示されたら、[次へ]をクリックします。

ワンドライブ 使い方の紹介

[次へ]ボタンをクリックします。

*紹介はすべて[次へ]で進めて下さい。

6 モバイルアプリを手に入れる と表示されたら、[後で]をクリックします。

ワンドライブ OneDrive モバイルアプリ

[後で]をクリックします。

7 準備ができましたと表示されたら、OneDriveのセットアップ完了*です。

ワンドライブ OneDriveを使う準備ができました

使う準備ができました。

*[OneDriveフォルダーを開く]ボタンをクリックすると、OneDriveフォルダーが開きます。

ヒント ヒント: OneDrive(ワンドライブ)は、いつでも停止できます。停止した後も、OneDriveに同期されたファイルは残るので、停止後もファイルにアクセスできます。

step2(基本操作)ワンドライブにファイルを保存する

使う準備ができたら、早速、ファイルを保存してみましょう。クラウドに保存されたデータは、別のPCやスマホ、タブレットからアクセスできます。また、PCにトラブルがあってもデータが消失することもありません。

ヒント ヒント:PCのバックアップ機能が有効な場合、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ(写真)フォルダーに保存したファイルは、自動でクラウドと同期されます。

既存のファイルをワンドライブに保存(移動)する

PCに保存されているファイルを、ワンドライブに保存(移動)します。移動先は、OneDriveのルート上です。

1 ファイルを右クリックして、メニューの中から[OneDriveに移動]を選択します。

OneDrive ファイル 保存

[OneDriveに移動]を選択します。

2 選択したファイルが、OneDriveに保存(移動)されました。

OneDrive ファイルが保存されました

ファイルが保存されました。

ヒント ヒント:オフラインの時にファイルを保存した場合、オンラインになると、自動で同期が開始されます。


新規に作成したファイルを保存する

新規に作成したファイルをOneDriveに保存する方法です。ここでは例として、Microsoft Excel使ったファイルの保存方法を紹介します。

1 ファイルメニューの中の[ファイル]>[名前を付けて保存]とクリックします。

Excel OneDriveに保存

[名前を付けて保存]をクリックします。

2 名前を付けて保存の画面が開いたら、保存場所の一覧から[OneDrive]をクリックします。

Excel 保存先

[OneDrive]をクリックします。

3 ここにファイル名を入力してくださいと書かれた欄に、ファイル名を入力します。

Excel OneDrive ファイル名

ファイル名を入力します。

4 ファイルの名前を入力したら、[保存]ボタンをクリックします。

Excel ファイル 保存

[保存]ボタンをクリックします。

ポイント

同期の状態を確認する

デスクトップ版のワンドライブアプリがインストールされている場合、エクスプローラーに表示されるアイコンで、同期の状態を確認することができます。

  • オンラインファイルオンラインファイル:クラウド上に保存されたファイルです。ファイルを開くときに、自動でダウンロードされます。
  • 同期済み同期済み:PCとクラウドの両方にファイルが保存された状態です。
  • 同期中同期中:クラウドと同期中のファイルです。
  • 共有されたファイル共有されたファイル:他ユーザーと共有されているファイルです。

step3(活用)ワンドライブでファイルを共有する

ワンドライブに保存したファイルは、別のユーザーと共有できます。方法は2つあり、1つは、リンク先を知る「すべてのユーザー」とファイルを共有する方法で、リンク先さえ知っていれば誰でも開くことができます。

このとき、パスワードを設定することもできますが、プレミアムへの移行が必要です。

もう一つは「選択したユーザー」と共有する方法です。この場合、相手のユーザーは、必ず、Microsoft アカウントを取得している必要があります。このとき、選択したユーザー以外が、ファイルを開くことはできません。

ヒント ヒント:共有先ユーザーには、OneDriveでファイルが共有されたことを知らせるメールが届きます。メール受信者は、本文中にある[開く]ボタンをクリックすると、ファイルを参照できます。

1 共有したいファイルを右クリックして、 共有 *をクリックします。

OneDrive 共有

[共有]をクリックします。

*アイコンがある方の[共有]をクリックして下さい。Windows11の場合は、[OneDrive]>[共有]と順にクリックしてください。

2[リンクを知っていれば誰でも…]の項目をクリックします。

OneDrive 共有方法

[リンクを知って…]をクリックします。

ヒント ヒント:[リンクのコピー]から共有もできます。その場合、取得したリンクを別途、共有する相手に通知する必要があります。

3 リンクを共有するの項目で、ファイルの共有方法を選択します

OneDrive 共有 方法を選択

ファイルの共有方法を選択します。

4 共有方法を選択*したら、[適用]ボタンをクリックします。

OneDrive 共有方法 決定

[適用]ボタンをクリックします。

*その他の設定で、共有したファイルに制限(表示可能/編集可能)をかけることができます。パスワードと有効期限は、OneDrive プレミアムで利用できます。

ポイント
  • - すべてのユーザー:リンク先を知るユーザーであれば、誰でもファイルを開くことができます。
  • - 選択したユーザー:指定したユーザーのみファイルを開くことができます。但し、指定可能なユーザーは、Microsoftアカウントを持つユーザーのみです。

5 共有ファイルのリンク送信先(メールアドレス)*を入力します。

OneDrive リンクの送信先

リンクの送信先を入力します。

*[選択したユーザー]を選んだ場合は、Microsoftアカウントを入力して下さい。

6 表示された送信先候補のメニューの中から、送信先をクリックします。

OneDrive 送信先の決定

送信先をクリックします。

7 リンクの送信先へのメッセージ*を入力します。(メッセージの入力は任意です)

OneDrive メッセージ

メッセージを入力します。

*入力したメッセージは、リンクの通知メールの本文に表示されます。

8 メッセージを入力したら、[送信]ボタンをクリックします。

OneDrive 送信

[送信]ボタンをクリックします。

9 ファイルが共有*されました。(ファイルの共有を通知するメールが送信されます)

OneDrive ファイル共有 完了

ファイルが共有されました。

*共有されたファイルには、エクスプローラー上のアイコンにマークが表示されます。

ヒント ヒント:ファイルの共有は、いつでも解除できます。解除したいときは、ファイルを右クリック >[アクセス許可の管理]と開き、対象をクリックして[共有を停止]を選択してください。

step4(活用)バックアップ機能を有効にする

バックアップ機能を有効にすると、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャフォルダーに保存したファイルが同期(バックアップ)されます。同期によりデータはクラウドに保存され、突然のトラブルから、あなたのデータを守ります。また、バージョン履歴を使って、ファイルを以前のバージョンに戻すことも可能です。

1 タスクバー(通知領域)にある OneDriveのアイコンをクリックします。

2 OneDriveの画面が開いたら、(ヘルプと設定)>[設定]とクリックします。

3 同期とバックアップ画面で、[バックアップを管理]ボタンをクリックします。

OneDrive 同期とバックアップ

[バックアップを管理]ボタンをクリックします。

4 バックアップ対象とするフォルダーのスイッチを オン にします。

OneDrive バックアップ

バックアップ対象をオンにします。

5 バックアップ対象をオンにしたら、[変更の保存]をクリックします。

OneDrive 同期とバックアップ

[変更の保存]をクリックします。

6 バックアップが有効になりました。(ファイルの同期が開始されます)

OneDrive バックアップ 有効

バックアップが有効になりました。

ヒント ヒント:バックアップを停止したいときは、すべてのフォルダーのスイッチをオフにして下さい。また、フォルダー毎にバックアップの有効/無効を切り替えることもできます。


公開日 公開日: 2023/03/02 / 最終更新日 最終更新日: 2023/04/27 / author  / twitterこの記事をシェアする