DirectX バージョンを確認する|Windows10・11

更新日:2026/9/15Windowsの設定

Windows標準の「DirectX 診断ツール(Dxdiag.exe)」を使うと、PCにインストールされているDirectXのバージョン情報のほか、DirectX 12 Ultimateの対応状況を確認できます。この記事では、Windows 10・11でDirectXのバージョンと各機能の対応状況を確認する手順を解説します。

DirectXのバージョン確認

対象OS Windows 10、Windows 11

DirectXとは?診断ツールで確認できること

DirectXは、ゲームなどのアプリがグラフィックスやサウンドなどのハードウェアを直接制御できるようにする、Microsoftが開発したAPIです。システムを介さずにハードウェアを制御させることで処理速度を高めるもので、PCゲームやマルチメディア関連のアプリで広く利用されています。

DirectXにはいくつかのバージョンがあり、現在の最新バージョンは「DirectX 12 Ultimate」です。新しいDirectXがリリースされるたびに機能は向上しますが、その機能を利用するには、PCに搭載されるグラフィックスカードやサウンドカードが、DirectXが必要とするハードウェア仕様を満たしている必要があります。

また、PCゲームなどのアプリケーションは、動作に特定のDirectXバージョンを必要とすることがあります。Windows 10・11に標準で用意されている「DirectX 診断ツール」は、インストールされているDirectXのバージョンと、各機能の対応状況を確認できます。

ヒント: Windows 10・11でDirectXを最新の状態にするには、Windows Updateを実行してOSを最新にしてください。DirectXはWindowsの一部として更新されるため、単体でインストールする必要はありません。

DirectXのバージョンを確認する(dxdiag)

DirectXのバージョンを確認するには、OS標準のDirectX 診断ツール(Dxdiag.exe)を利用します。このツールでは、グラフィックスカードやサウンドカードがDirectXのハードウェア要件を満たしているかも確認できます。

  1. [スタート]ボタンを右クリックします。
  2. [ファイル名を指定して実行]をクリックします。
  3. 名前の欄に dxdiag と入力します。
    DirectXのバージョン確認 dxdiagと入力
    dxdiag と入力します。
  4. [OK]ボタンをクリックします。
    DirectXのバージョン確認 OKをクリック
    [OK]ボタンをクリックします。
  5. 確認メッセージが表示されたら[はい]ボタンをクリックします。
    DirectXのバージョン確認 確認メッセージ
    [はい]ボタンをクリックします。
  6. PCにインストールされているDirectXのバージョンが表示されました。
    DirectXのバージョン確認 DirectX診断ツール
    DirectXのバージョンが表示されました。

ヒント: 確認メッセージで[はい]をクリックすると、WHQLデジタル署名を確認できます。WHQLデジタル署名とは、デバイスドライバーがMicrosoftの規定するテストに合格したことを証明するデジタル署名です。Windows Updateで配布されるデバイスドライバーには、WHQLデジタル署名がされています。

DirectXの機能の対応状況を確認する

DirectX診断ツールでは、バージョン以外にも、DirectXの各機能の対応状況や、対応する入力装置を確認できます。

  1. 前の手順を参考に、DirectX診断ツール(dxdiag)を起動します。
  2. 診断ツールが起動したら、[ディスプレイ]や[サウンド]などのタブをクリックします。
  3. [ディスプレイ]タブでは、DirectXのグラフィック関連機能の対応状況を確認できます。
    DirectXのバージョン確認 ディスプレイタブ
  4. [入力]タブでは、入力装置(ゲームコントローラーやキーボードなど)の対応状況を確認できます。
    DirectXのバージョン確認 入力タブ

ヒント: [ディスプレイ]タブの主な確認項目は次のとおりです。値に「使用不可」と表示されている場合は、該当のデバイスドライバーを更新すると有効(使用可能)になる場合があります。

  • DirectDraw アクセラレータ:コンピューターグラフィックスを高速にレンダリングする機能。
  • Direct3D アクセラレータ:3Dグラフィックを描画するための機能。
  • DirectX 12 Ultimate:レイトレーシング(DXR)、メッシュシェーダー、可変レートシェーディング(VRS)などを搭載したDirectX 12の最新機能。

DirectXのリリース状況

DirectXの現在の最新バージョンは「DirectX 12 Ultimate」です。Windows 7以降、DirectXは以下のようなバージョンがリリースされています。

DirectX 11 Windows 7 および Vista SP2 プラットフォーム更新プログラム向けにリリースされたバージョン。高精細な2D描写を可能とするDirect2Dを含む。2009年リリース。
DirectX 11.1 Windows 8向けにリリースされたバージョン。Windowsランタイムの対応のほか、Direct2Dの強化が図られている。2012年リリース。
DirectX 11.2 Windows 8.1向けにリリースされたバージョン。Tiled Resourceを実装。2013年リリース。
DirectX 11.3 Windows 10に対応したバージョン。Direct3D 11系の最新バージョン。Raster Ordered Viewなどを実装。2015年リリース。
DirectX 12 Windows 10以降に対応したバージョン。よりローレベルでハードウェアを直接制御できるように進化。2015年リリース。
DirectX 12 Ultimate Windows 10(May 2020 Update以降)、Windows 11に対応。DirectX Raytracing 1.1、Variable Rate Shadingなどを実装。2020年リリース。

こんなときは:よくあるつまずきポイントと対処法

  • [ファイル名を指定して実行]にdxdiagと入力しても起動しない
    原因:全角文字になっていたり、スペルミスの可能性があります。
    → 半角英字で「dxdiag」と入力してください。スタートの検索ボックスに「dxdiag」と入力して起動する方法もあります。
  • バージョンが「DirectX 12」と表示されるが、Ultimateなのか分からない
    確認:DirectX 12 Ultimateはバージョン表記上は「DirectX 12」のままです。
    → [ディスプレイ]タブの機能一覧で「DirectX 12 Ultimate」が「使用可能」になっているかで判断してください。
  • 機能が「使用不可」と表示されている
    対処:グラフィックスドライバーが古い、またはハードウェアが未対応の可能性があります。
    → Windows Updateやメーカー提供のドライバーでグラフィックスドライバーを最新にしてください。

PCの各種情報は、目的に応じて確認方法が分かれます。あわせて次の記事もご覧ください。

よくある質問

Q. dxdiagと入力してもDirectX診断ツールが起動しません。

A. 入力ミスの可能性があります。[スタート]を右クリックして[ファイル名を指定して実行]を開き、半角英字で「dxdiag」と正確に入力して[OK]をクリックしてください。スタートの検索ボックスに「dxdiag」と入力して起動する方法もあります。

Q. 初回起動時に表示される確認メッセージは「はい」と「いいえ」のどちらを選べばよいですか?

A. どちらでも診断ツールは起動します。[はい]を選ぶとドライバーのWHQLデジタル署名の確認まで行われます。バージョンを見るだけならどちらでも問題ありません。

Q. DirectXのバージョンを最新に更新するにはどうしますか?

A. DirectXはWindowsの一部として提供されるため、単体でのインストールはできず、Windows Updateを実行してOSを最新にすることで更新されます。DirectX 12 Ultimateの機能を使うには、対応するグラフィックボードも必要です。

確認環境 Windows 11 25H2 / Windows 10 22H2

最終更新 2026年9月

関連サイト(外部)

最新版の DirectX をインストールする方法(マイクロソフト)